炙り出せ 笑顔になれる 銀河たち (M77 と NGC1055)



こんばんは。玄です。眠い目をこすりながら画像処理をしてみました(^^;
え?早く寝ろ?ごもっともでございまする…。

さて、土曜日の夜、月が沈む前には毘沙門までたどり着きました。9月10月と、あまり撮影できていなかったので、ギガント(オライオン30cmF4)でメシエを一通り撮影したいという望みは、やはり1年では達成できそうにありません。でも、とにかくせっかくの晴れ間なので、どんどん撮影していきます。

M77とNGC1055笑顔銀河 2020年10月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 60sec x16 ISO 6400)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

とりあえず処理したのは、このM77。くじら座にある銀河です。
昨年から気になっていたのですが、このM77(左下)の銀河の、北西側(右上)に、NGC1055があります。ちょうど時期なのでねこめしさんも撮影していますが、この銀河、すぐ北側に明るい星が二つあって、暗黒帯を持つエッジ銀河が、いい感じに笑顔に見えます。
右目の青い星の下にももう一つ小さな星があり、これが泣きぼくろに見える、という人と、とがった鼻の先(ネズミっぽい)に見えるという人(これは私)がいて、色々想像が膨らみます。どちらにしても笑顔です。

本来のM77よりも、こっちの方が楽しくなってしまいます(^^;
元々の目的のM77ですが、こちらは明るい芯の他に、外側に淡く広がったドーナツ状の周辺部があります。今回少し頑張って炙り出してみましたが、縮麺ノイズも出て来て、なかなか難しいですね。フラットも合わせて、もう少しがんばって処理できるようになりたいところです(…といいつつ、はや何年…)。まずはここまで撮影できただけでもよしとします。

毘沙門で銀河を狙うギガント 2020年10月

10月も後半なので、夜半過ぎからはさすがに少し寒くなってきました。それでも風もおだやかで、過ごしやすい夜でした。月に一度はこんな夜が欲しいもんです。
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コメント

UTO
ギガントも無事、軌道にのったようでなにより、です。
これからガンガン、メシエ狩りでしょうか?!

Re: タイトルなし

茶米 玄
UTOさんどうも~。ギガントは、撮影そのものは比較的順調です。後は、撮影前後にフラットを撮るのを忘れてしまうので、その辺の撮影と処理の腕を磨く必要があります。
メシエ撮影、どんどん行きまーす!
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