若き星 光り輝く M7(seven)


 九州地方もようやく、というかついに梅雨入りしました。実は、昨夜、梅雨入り前だから晴れてはいないと思っていたのですが、改めて空を見てみると思いのほか晴れていることに気が付きました。新月前なので月明かりはまずありません。少し雲が出てはいるのですが、殆ど気にならないレベルです。この日を逃せば梅雨明けまで一ヶ月以上天体写真、しかも夏の天の川を撮影する機会は無いかもな、と思って、多少無理をして天体写真にチャレンジしてみました。夏の天体の撮影は久しぶりです。時刻的には既に夜半。翌日の雨を予感させるような強い風もあったのですが、鹿児島の吸い込まれるような黒い夜に、雲のような天の川が次第に力強さを増してきていました。これなら、星団もそこそこ撮れるかな、ということで南の空低く、と言っても愛媛から見るよりもずいぶんと高く見えるM7を撮影して見ました。
 こうして撮影して見ると、さして目立つような星団でもないのですが、個人的にはかなり思い入れのある星団だったりします。「星は、すばる」と言えば、分かる人は分かるでしょう(^_^;)。多感だった高校時代に出会ったこの本は、自分の人生にも大なり小なり、影響を与えているのだと思います。
 写真はそのままではノイズだらけなので、先日のホタルの撮影の時と同等の処理を行って、更にそのままではかなり小さくしか写らないので大胆にスクエアにトリミングしてます。更に、他の天体写真と同様に、かなりコントラストを上げてあります。しかし、そこまでしてみても、「藤さん」は、あまり気の利いた顔にはなってくれませんでした。青い光がもう少しにじんでくれる「晴れ丸」で撮影した方がいい感じで写ってくれるかもしれませんが、それはまた、梅雨明けにチャンスがあれば考えて見ますか。この時は他にも何枚か撮影できたので、順次紹介していきたいと思います。
OLYMPUS E-620 ZD50-200mmF2.8-3.5SWD(200mm F3.5 60sec x3 ISO 1600)

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