染まる雲 染み込む空を ただ眺め


 少し前の写真ですが、彼岸花と夕日を撮影した時の夕焼けです。この時は一眼レフのE-620を超広角専用で使っていたので望遠側のカメラは、このTZ7に任せていました。コンパクトカメラの場合は太陽が出ているとどうしてもAFに不安があり、夕日をうまく写せるかどうかは半分賭けだったのですが、この時はうまく写ってくれました。しかも、夕日の部分は思っていたよりもかなり赤く焼けて、それに連れて染まる雲と空とがいい味を出してくれました。実際の空はもう少しおとなしい色なのですが、TZ7の液晶画面で見ると、これぐらいの彩度できっちり真っ赤に見えます。太陽の部分にハロが出て少しにじんだようになってしまっているのですが、この場合、これはこれで味になってくれている、ということにしてしまいましょう。
Panasonic DMC-TZ7 VARIO-ELMAR 4.1-49.2mmF3.3-4.9(45.7mm F5.6 1/640sec ISO 80)

10月29日の発売を前にして、OLYMPUSのE-5の情報やレビューがだいぶ上がってくるようになって来ました。今使っているE-3の後継だけあって非常に気になる所ではありますが、普段恐らくE-3をほとんど使っていないと思われる人の意見がこちら
http://thisistanaka.blog66.fc2.com/

そして、恐らくE-3を結構使い込んだ人の意見がこちら
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20101019_400857.html

どちらにしても、結構良い評価をしているのが興味をそそる、というか「ああ、やっぱり欲しいなぁ」という気にさせてくれます。実際、自分がE-3で不満だと思っていた部分のかなりの所が補完されていて、E-3の完成版、と言っても良い形に仕上がっている感じですね。ただ、実際に買おうとすると、その標準価格の20万円という壁と、生産量が極端に少ないであろうということから、もし買えたとしてもすぐには手に入らないだろうなぁ、という思いがあって、やはり買うのは躊躇してしまいます。E-5があればE-3はいらなくなるので、下取りしてもらえば価格の面では少し緩和されるかもしれませんが、解像度が高くなっても、ISO感度特性が良くなっても、自分としては期待していた所が変わっていないのもあります。

 一つは重量。これは人それぞれというところもあるかもしれませんが、やはり800gを超える重量は色んな意味で不利な点もあります。本来ならE-5が昨年発売されていて、今年のこのタイミングでE-50が発売されていれば、そちらを買っていたかもしれません。
 もう一つは、私が天体写真をやるということ。この場合「赤い星雲が写る」というのが結構重要だったりします。この辺は赤外感度との兼ね合いで、そういう意味では普通の写真として赤外をうまくカットしているOLYMPUSのカメラは「普通」は優秀なのかもしれませんが、自分にとってはイマイチなカメラだったりするわけです。この辺はセンサーの供給元がパナしかない、というのも問題になってくるわけで、フジとかがセンサー供給元になる、とかの話があればもう少しOLYMPUSで粘って見ようかな、とも思えるのですが…。
 どっちにしても発売まであと10日ほど。もう少し様子(趨勢)を見て、今のカメラシステムをどうするか、年末ぐらいまでかけてじっくり悩んで見ようかなと思っています。

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