2月5日夜に撮影した星の写真もそろそろ在庫が残り少なくなってきました。ということで、あと少し、今回は春の球状星団です。上はM3、下はM5になります。いずれもうしかいざの近くにあるのですが、M3はりょうけん座、M5はへびつかい座に属していたりします。探しているときはあんまし関係ないんですけどね(^^;。大きさはキングM13に比べると一回り小さい事が分かるのですが、それなりに大きさがあって、こうして比べて見ると形や密集度合いも微妙に…違うのかな?ぱっと見た目には同じに見えますね(^^;。でも、よーく見比べてもらうと下のM5の方が少~し、つぶれているような感じに見えるかと思います。どっちもそこそこトリミングしてたりします。
ふにゃ太郎さんのところで、このEOS60Dのお話が盛り上がっていたのですが、現状の私の処理方法について簡単に書いておきます。現状は撮影枚数や、露出時間もいまひとつなので、処理についてもそれほど細かいことはできていない、というかするほどの技術も無いというのが正直なところです。
今回は球状星団で、細かい所まで再現できるかな?ということでRAW現像をかけています。星雲とかの広がったものであまり変わらないものは、面倒なので(^^; Jpegのファイルをそのまま処理している場合もあります。処理としては、天体関係画像処理のフリーソフト、YIMGを使って3~8枚の画像をスタックします。後はPaintShopPhoto(※PhotoShopではありません)を使ってアンシャープマスクをかけたり、これまたフリーソフトのIrfanViewを使って、コントラストやガンマ、彩度やサイズを調整してブログにアップしています。以前のE-620を使っていた時は、ダーク減算をしなければ使えるレベルにならないので、ダーク撮影をしてRAWをYIMGにて処理していたのですが、今の60Dはヘタにダークを引いて処理しようとすると、逆にノイズが目立ってしまうので、まずJpegにしてノイズを減らして(カメラorRAW現像ソフトDPPのノイズ除去が当たっているのでそこそこなめらかになっている)、YIMGでスタックすることでさらに目立たなくしてあります。ノイズ除去としてはここまでで、後は特に複雑なことはしていません。いやもう、EOS 60Dさまさまですね。後はもう少しガイド精度があがれば、もうちょっと色々できるようになるかもしれません。処理についても、フラット処理など、機会があればもう少し勉強して見たい所です。
Canon EOS60D Vixen R200SS+コマコレクター1(800mm F4.0 約60sec x3 or x4 ISO 6400)
コメント
No title
球状星団だと、赤外カットフィルタの影響もあまり関係ないので、
ノーマル状態のデジカメでもとても綺麗に撮れていいですよね。
球状星団は、銀河同士の衝突の名残であるという話を昔に聞いたことがあります。銀河自体が、衝突吸収を繰り返して形成されていると
考えるとつじつまは合いますよね。
今日お渡しした秘密兵器は次の新月記にはお役に立ちそうですね。
2011/02/13 URL 編集
No title
お借りした秘密兵器、思ったよりうまく使えそうです。次の新月期には活躍させていただきます~。
2011/02/14 URL 編集