宇宙低く 鈍く光るは ケンタウリ


 さて、いよいよ4月の新月期が近づいてきましたが、色々あって今回はあまり撮影できないかもしれません。まだ分かりませんが…。ということとは関係ないのですが、前回の新月期、3月4-5日に撮影したヤツの最後の1枚が残っていました。オメガ星団と同じ時間帯に、同じく林の切れ目から撮影したケンタウリA、NGC5128です。この銀河、その昔天体望遠鏡のカタログか説明書か、そういったものの写真として良く取り上げられていたような気がします。ああ、こんなスゴイ星雲があるんだなぁ、でも天文台にでも行かなきゃこんなのは見えないんだろうなぁ、と思ったのを覚えています。が、実際に自分がこんな風に撮影できるようになるとは思いもよりませんでした。ま、撮影できるといっても現状ではこの辺がせいいっぱいなんですけど(^^;
 写真はこの前後に撮影した南天の他のものと同じく、若干ピンボケになってしまっているので、星像がアマアマになってしまっています。銀河を少し見せるために、ちょいとトリミングをしてます。
 それにしても、この中央を横切る暗黒帯。結構はっきりしていますが、この暗黒帯ってこの銀河そのものに付随するものなのでしょうか?見た目は手前の(われわれの銀河内にある)暗黒星雲がたまたま横切っているようにも見えますが…と考えると、この暗黒帯が無ければ、単に明るい楕円銀河なんですね。むーん、これだと、やっぱりM83とかの方が面白いかな。M83はなんとかリベンジしてみたいのですが、このNGC5128は南に低くて難しいこともあるので、まぁいいかなぁ、とあきらめてます(^^;
Canon EOS60D Vixen R200SS+コマコレクター1(800mm F4.0 120sec x6 ISO 6400)
VixenSP赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintoShopPhotoとIrfanViewで調整

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コメント

No title

nam_world
でた! カッチョイイですよね~これ。近いは、ぶつかったは、なんか出てるは、黒い線付いてるは、小さい頃興味深々でした。こちらでの撮影は無理ですね。
つーか、やっぱTNKスタイル、イイですね!ポチっす。

No title

Namさんどうも~。そうそう、コイツは(おお、今気が付いた。「コイツは」は、NGC「5128」だ。いや逆か(^^;)あこがれの銀河の一つなんですよね~。さすがに北海道からは苦しい…というか、見えない位置になるのでしょーか。
TNKはいいですよ~。まだまだ面倒な事は多いので、もう少しTNKできないか、突き詰めるつもりです~。もっと楽なのは、もっと良い赤道儀を買うことなのかもしれませんが(^^;;

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ふにゃ太郎
「健太、うるせぇ!」ですね。
なかななか見事な画像ではないですか!どんどん撮影レベルがあがっていますね。

以前、天文学者さんたちと飲み会したときに、銀河の中の暗黒帯や
湯気状にでている暗黒ガスについて質問したら、
「いやあ、実はよくわかってないんだよね!」と言われました。
実際はおそろいほどの観測と分析が進んでいるのでしょうが、
学者さんたちのレベルでは良くわかっていないそうです。
健太うるせぇの暗黒ガス、不思議ですよね。僕も撮ってみようかなと考えていました。

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ふにゃ太郎
ぽち!!★

No title

ふにゃ太郎さんどうも~。いや~、撮影技術が上がっているように見えるのは、多分画像のごまかし技術が少しだけ進歩しているからだと思います(^^;。腕が上がっているのは、ふにゃ太郎さんのプログラムタイマーのおかげで、TNKに磨きがかかっているぐらいでしょうか(爆)
「健太、うるせぇ!」って言われても…と一瞬悩んだのですが、「けんたうるす・えー」なんですね。むーん。知らなかった。
あ、ポチありがとうございます!!

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かわう
これもだめですねー。憧れのヘンな銀河の一つですが、南中で10度ぐらいにしかなりませんね。
これからも南国ならではのやつをどんどんお願いします。

No title

かわうさんどうも~。撮影機材や技術の面ではかわうさんにとても届かないのですが、数と南の方のヤツは負けないかも~(^^;
ただ、コイツは鹿児島からでも苦しいのは違いないんですよね。南のヤツ、もう少し色々探してみます~
そうそう、昨夜、丸刈り餡にチャレンジしてみました。近々またアップしますね。
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