遥かなる 誤解と謎と 銀河かな


 先週の上場出撃時になんとか撮影できたM102です。このM102はメシエ天体の中でもいくつかある行方不明天体だったようですが、今のところはNGC5866がそうである、となっているようです。で、場所はそんなに苦労せず分かり、実際撮影してみたのですが、いやぁ小さいですね。なんとか撮影だけはできたのですが、あまりに小さくて解像度が足りないためか、強調処理をしてしまうと中心部だけが真っ白に飛んでしまってただの細長い光になってしまうので、今回は重ねただけで、画像処理をせず、トリミングだけしてます。視直径が長辺で7'程度しかありませんので、小さめの球状星団以下です。本当なら中央を暗黒帯が横切っているはずなのですが、まるで分かりません。こいつをそれなりの画像で捕らえるには、3000mm級の筒が必要な気がします…とりあえず、記録したゾ、ということで(^^;

Canon EOS60D Vixen R200SS+コマコレクター1(800mm F4.0 120sec x5 ISO 6400)
VixenSP赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintoShopPhotoとIrfanViewで調整

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コメント

No title

ふにゃ太郎
メシエが101を2回カウントしたという説もあるみたいですね。
どちらにせよ、欠番の銀河ですが、今のカタログには
NGC5866(102)って書いてあるものが多いですよね。
眼視力だと、どっちかというと、5907の方が良く見えると思うのですが。
しかし、この小さくて暗い天体をよくご自分で導入できますね。
ほんとに凄いですよ。僕だと児童導入でも通り過ぎちゃうかも。
いや、マジで。

No title

ふにゃ太郎さんどうも~。行方不明なメシエ天体があるってのも、なんだか変な話しですよね~。結構いいかげんだったのかなぁ(^^;<=人のことは言えない…
M102も今回初めて導入したのですが、5907の方が良く見えるのであれば、一度チャレンジしてみるべきだったかな…もう少し近ければ、同じ視野に入れてみたのですが…さすがにモザイクするにはこのM102が小さすぎますね~。
導入そのものは、星図と双眼鏡とファインダーがあって、あとは強力な見方、EOS60Dががんばってくれるので、「この辺のはず~」と、テキトーに突っ込めば、後はテスト撮影で追い込める場合が殆どです。さすがにマルカリアン辺りを最初に入れるときは苦労しましたが…
ホントはファインダーに暗視野照明が欲しいんですよね。ヒマがあれば作りたい…
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