梅雨明けを 待って輝け へびつかい



 引き続き6月24日に撮影した球状星団の紹介です。上の写真はM5。こちらはへび座の頭部の、更に西側にある球状星団です。同じ球状星団でも、この辺のM3,5,13辺りは密集度合いが一回り飛びぬけていて、かつ明るい感じがします。この夜撮影した球状星団7つのうちでは、やはりこのM5が一番の感じでした。露出はISO3200で1分ですので、星団周辺の暗い星が出てこないのが難しいところですが、現状のTNK撮影方法で、ある程度の歩留まりを確保するためには仕方ないですね。数を打てば2分露出とかもできるかもしれませんが、正直球状星団にそこまで…と思ってしまいます。いや、本気で撮影されている方には申し訳ないのですが(^^;
 下の写真は、そのM5から程近いへびつかい座のM10です。こちらは密集度合いが少し落ちるので、中心部までツブツブしたのが分かる感じですね。ただ、場所的にも内容もそんなに目立つものではないので、今回撮影するまでは見てみようとも思ったことも無い球状星団でした(^^;。メシエ天体ジョギングでもしなければ、こんな風に撮影することも無かったでしょうから、これはこれで楽しいかも…。あまり有名ではない球状星団なので、大きさも知れてるのかな、と思ったのですが、こうして比べてみるとM5よりむしろ大きいかもしれません。なお、写真は先日と同じで、横位置で撮影したものを、縦位置になるまでトリミングしてます。ブログで見る分にはこれぐらいがごまかしやすくていいかな…(^^;
Canon EOS60D Vixen R200SS+コマコレクター1(800mm F4.0 60sec x3(M10はx4) ISO3200)
VixenSP赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintoShopPhotoとIrfanViewで調整

金曜日の記事ですが、デジカメWatchにPENTAXのアストロトレーサーに関するインタビューが載ってますね。やはりかなりマニアックな社員が開発したようで、かなり楽しめる記事になってます。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20110624_454521.html
 なんでも、星によるキャリブレーションを組み込もうとしたけど、あまりにマニアックなので却下になったとか。まぁ、「デネブとアルクトゥールスを順に入れろ」、とか言っても、我々には簡単でも、知らない人には?(?_?)???ってな話しでしょうからねぇ(^^;

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コメント

No title

かわう
さすがに大物は違いますねー。
そしてM10が意外に立派なのに驚き。私もノーマークでした。

No title

こんかいへびつかい座の球状星団は、M5以外ほとんど初めてチャレンジしたのですが、意外とデカイみたいですよ~。この後また出しますが、M12なんかも結構デカイっす。ま、この辺の球状星団の中では、という限定ですが(^^;
でかいと言えばやっぱりM22でしょうか。今回は撮影できていないので、早いとこR200SSで捉えてみたい天体の一つです。

No title

UTO
うっ、そちらは晴れたんですね~
いいなぁ。
へびつかい座のメシエトリオだと、M12が個人的には見栄えがして好きかなぁ・・M14は密集しているし、球状星団も写してみると、意外と個性があって面白いですよね。
M22は周囲天の川ということもあって広角気味でも面白いですよ。
ボクも狙いたいなぁ~と思いつつ・・意外と低空&他の天体に目がいくので狙う機会ってなかなかないですよね~

No title

UTOさんどうも~。こちらは夜半まででしたが、金曜日の夜は晴れてくれました。天の川を堪能できたのは久しぶりでした~。
夏の球状星団はやっぱり色々あって面白いんですね。もう少し長い焦点を使いこなせればもっと楽しいのかもしれませんが、さすがにこの辺までかな~。
次はM22、狙ってみます!

No title

ふにゃ太郎
球状星団は、ちょっと口径のある望遠鏡で覗くと、つぶつぶが分解してとても綺麗ですよね。
M5は、カタログなどにはM13よりも視直径が大きく記されていますよね。でも、写真撮るとM13の方が大きいの。何故??
M10は滅多に撮らないので、不思議な感じがします。結構見栄えがいいのですねー。

No title

ふにゃ太郎さんどうも~。口径のある望遠鏡で…覗いてみたいですね~。カメラのファインダー越しだと、いまいちよく分からなくて(^^;
M5の視直径は12分で、M13が10分ですか…なんででしょ~。M13は明るい分でっかく写るんでしょうか?いや何か違う様な…
ふにゃ太郎さんのTOAと冷却CCDで撮影すれば、球状星団も一味違ってくるでしょうねぇ。一度覗いてみたい!
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