夕焼けを 挟んで交わる 赤い雲


 真っ赤な夕焼け空に太く残った飛行機雲。流れてて薄くなりそうな、その雲に、もう一つの飛行機雲がやってきました。高く、空高く飛んでいるからでしょうか。音も無く細く輝く飛行機雲は、やがて太く赤く染まっていた太い飛行機雲と、挨拶を交わすように交わり、離れていきました。交わる瞬間、それを確かめたのように、太陽が遠い地平の向こうに姿を消しました。細い飛行機雲はやがて離れて行き、残された太い雲は、風になびいて広がり、藍色に変わりつつある深い空へと、ゆっくりと流れて行きました。
 ただ、夢中でシャッターを切り続けた短い時間。春先の、不思議な世界でした。

Canon EOS60D SIGMA 10-20mmF4.0-5.6EXDC(12mm F8.0 1/100sec ISO 100)

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コメント

No title

ろざりお
春先の不思議な世界☆

不思議なボーダーラインですね☆
細い雲が夕陽の赤を吸い上げているようにもみえますねぽち☆

No title

ろざりおさんどうも~。なんでしょうね、この夕焼けの日没の瞬間、何度見てもずーっと見ていたくなるんです。この飛行機雲は本当に印象的だったみたいで、仲間内何人かが撮影していました。
ぽち☆ありがとうございます~。

No title

UTO
いやー、壮大な空間を感じさせていいですねぇ~
Canonにしては彩度が高い感じがしますが、ピクチャスタイルは何でしょうか?
レタッチかなあ・・
一瞬、E-3かと思いました。

No title

UTOさんどうも~。例によって、彩度は目いっぱい上げてあったりします。Irfanviewのレタッチダイヤログで、100%!(^^;
普段はあんまし色が乗ってくれないんですが、この日の夕焼けはいい感じでした。AWBではなくて、太陽光にすればもっと行けたかなー。ピクチャースタイルは、普段いじるのが面倒なので触ってないんですよね。スタンダードのはずです。はず…(^^;
色のりは、E-3よりE-620の方が、多分いいとは思います。厳密には比べたことがないんですが…
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