夕日を撮影しに行ったときの一こまです。夕日を撮影するときはだいたいぎりぎりになる事が多いので、ばたばたしながら撮影をするのですが、日が沈んでしまった後は少し気が抜けたようになって、飛んでくる鳥を探しながら少しの間だけ色が変わり行く空を見ながらぼーっとしています。この日は風が少なく、波もかなりおだやかな感じでした。望遠レンズを防波堤の突端に向けてみると、揺らめく波が夕焼けに染まってえもいわれぬ感じをかもし出していました。揺れ動く波と海藻で苔むしたようになっている岸壁とをぼーっと眺めていると、いつまでも時間をすごせそうな、そんな吸い込まれるような雰囲気になっていました。できることならこのまま完全に暗くなるまでじっとしていたい。空のグラデーションとこの波を眺めていたい衝動にかられましたが、さすがにそうもいかず。この海を撮影した後は自転車にまたがって帰路につきました。
OLYMPUS E-330 ZD40-150mmF4.0-5.6(61mmF5.6 1/40sec ISO 200)
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