水際の 命の攻防 垣間見て


 本日は地元の写真クラブの一大イベント、虫の目レンズで有名な栗林先生をお招きしての写真教室がありました。前半戦は水生植物園での撮影会。日程的に梅雨のど真ん中にしかセッティングできなかったので、まず雨だろうとは思ってたのですが、予報に反して撮影会を行っている間は、そーんなに降らずに、時折太陽も顔を見せるぐらいのおだやかな天気でした。雨に違いない、と思って、邪魔になる長玉を持ってこなかったのですが、半分失敗でした(^^;。
 午後に終了する直前にはしばらく雨も止み、トンボがいくつか飛ぶようになってました。で、このカットは、ハッチョウトンボがいる、というエリア。地面を踏み荒らさないように木の道が渡してあります。そこを進んでいると…
 なにやらヤンマが来て止まりました。撮影しようと少し近づいていくと、続いてタテハが止まります。とたんに、手前のヤンマに、それこそレンズ越しにも分かるぐらいの緊張感が走るのが見えましたむむっ、と思ってこのカットを撮影した直後、タテハが飛び立ちました。つづいて、ヤンマも…。電光石火の早業でヤンマがタテハを捕獲します。一瞬、攻防があったようですが、大きな羽の蝶を抱えたヤンマが、ふわふわと上空、森のほうへ飛んで行きました。
 ヤンマが飛び出した瞬間は、こちらはこのカットのプレビュー中。すぐに構えて撮影しようとしたものの、とても無理でした。こんな劇的な瞬間を見ることができるのも、この水生植物園がとにかく自然のありのままを大切にしているおかげです。いやー、いいもの見させていただきました。

OLYMPUS E-5 ZD12-60mmF2.8-4.0(60mm F5.6 1/1000sec ISO 200)

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コメント

No title

かわう
これは、アレですな。チーターが獲物に忍び寄ってる構図そのもの。
スケールはちいさくても緊張感溢れてますよ。
ポチ!

No title

かわうさんどうもー。いやこれはアレですよ。柄から言えば、ベンガルトラが鹿を狙って肩をユスユスしているところですな。いやもう、現場は殺気立ってました。マヂ。
個人的にはこれぐらいの殺気というか気合で、ビグザム星雲とか狙ってみたいんですがね~。晴れん。今週末には梅雨明けしそうという話しなんですがねー。満月だぞ(^^;
ポチ!ありがとうございました!
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