今日の棒踊りを撮影しに行く途中、少し離れたところに車を止めておいて、田んぼの間を歩いて現地に向かいました。ついでに彼岸花でも咲いていればな…と思ってたのです。と、想像以上にいい場所に咲いている彼岸花を発見。田んぼの東側の畦に咲いていたので、夕焼け時にいいアングルになるな、とチェックを入れておきました。夕暮れ、再度現地を訪れて、夕陽に染まる田んぼと彼岸花を撮影し、日没後に小焼けを撮影していて、む、これは超ローアングルも行けるのでは…ということでライブビューで色々遊んでみました。茜色に染まる空が見えなくなるまでのわずかな時間、踊るように広がる彼岸花が風を呼んだのでしょうか。撮影を終えて帰る頃には、秋を告げる涼しい風が吹いていました。
OLYMPUS E-5 ZD9-18mmF4-5.6(9mm F6.3 1/25sec ISO 160)
泣ける写真、というのが自分の究極の写真だと思っています。たった一枚の写真を見て、人は涙することができるのか、人の心に共鳴するような写真を撮ることが、表現することができるのか、というのが自分にとっての大きなテーマの一つなんですね。たとえ自分がその写真に感動できても、他に(たった一人でもいいから)共鳴してもらえる人がいなければ、その一枚は、なんの変哲も無いただの写真になります。でも、タイトルも含めて(いや、タイトルがあってこそ)写真に涙することなんてできるのか、まだ答えは出ていません。だって、自分が撮影した写真以外に、涙できる写真にはまだ出会えていないから。歌であれば、詩であれば、そこに物語を込める事ができるから、まだ可能性はあるし、出会ったこともあります。でも、写真は、まだそんなに見たことが無いというのも含めて、そんな写真が存在しうるのか。じっくり、確認していかなければならないと思っています。一つ言えるのは、年齢と共に涙腺が緩くなっているので、可能性はだんだん増えてきているとは思います(^^;
こんな事を書いたのは、なんとなく、この一枚がその可能性を秘めているのかな、と思ったからです。夕焼けに広がる彼岸花。これにあとひとつ、心揺さぶるタイトルが付けば、何かが起きそうな気がしたからです。こんな気持ちになったのは、この時以来かな。
http://blogs.yahoo.co.jp/genyakata/45236374.html
ブログのテーマ写真にもしてますが、今のところ、この写真と「空よ、ただいま。」が自分の中で唯一泣ける写真になってます。でも、今日の写真も含めて、あと一歩(いや、2、3歩かな)何か足りません。それに気が付くには、まだしばらく時間がかかりそうです。
コメント
No title
スゴー(❤ฺ→∀←)ノ
写真に対する意気込み
考え方・・・勉強になります
この写真もすごいですね撮る前にイメージして
その時間に撮る 見習わなくては
★あ(^-^) り(-^ ) が( ) と( ^-) う\(^0^)/★
(∩´∀`@)ノナイス!ポチ☆彡
2012/09/23 URL 編集
No title
あくまで趣味の世界で、のほほーんとやってるので、写真集や写真展を積極的に見るわけでもなく、それもあって「これは」という写真に出会える機会ってのも殆ど無かったりするんですよね。
だから言い訳程度にこーんなことも書いたりしてるんですけどねー。
でも、写真撮って、そこから1枚セレクトして、このブログに反省を込めてアップしてると、少しずつ、自分の写真も変わってきているのかな、と思ってます。
2012/09/24 URL 編集
No title
曼珠沙華は、こちらでは咲いてないんです
きれいな花ですね
彼岸花とも言うから、見る人によっては
故人を想い出す花かもしれませんね
絵や写真は、その人の心持で感じ方は人それぞれだと
思います
私はこの写真は優しく感じます
2012/09/25 URL 編集
No title
今回の写真は、夕焼けと相まって、少し優しい感じが出たかな、と思ってましたので、そう感じて下さればとりあえず成功です(^^
後はなんか良いタイトルがあれば、もう少しレベルアップできるかなー。
2012/09/25 URL 編集