昨日行ってきた関白陣での出撃では、2台体勢で撮影し、それぞれ4視野ずつぐらいの撮影をしてきました。合計8視野分あるので、一日1つずつ紹介しても1週間以上ネタがある計算になります。ただ、まぁ、当然処理に時間と手間がかかるので、どないしょー状態ですが(^^;
そんな中で、今回初めて撮影できたのが、ろ座の銀河団のひとつ、NGC1365です。これは以前UTOさんに紹介してもらって、いつかチャレンジしてみたい銀河の一つでした。前回、もう少し高い所のNGC1097を撮影していたのですが、そのときも苦労しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/genyakata/46516764.html
今回も、周辺に目立つ星が無い上、南に低くて光害&もやの影響を受けているので探すのは容易ではありません。場所としては、エリダヌス座の右下、ろ座の銀河団のある辺り…って、そんなんぢゃわかんないですよね。銀河団周辺の少し特徴的な星の並びを覚えておいて、双眼鏡で捜索。この並びかな~と、星図とチェックをした上で望遠鏡のファインダーで導入。この辺?…とりあえず試写!と、なんとかうまく導入できました。
すぐそばにろ座の銀河団があるのですが、今回は時間も無かったので撮影はしていません。ただ、良く見てみると左上にかけて銀河がいくつか写っているので、どうせならもっと視野を左上に振った方が面白かったかもしれませんね。ろ座の銀河団を撮影するには、やはり300m前後が面白いかも…
今回も強調処理をすると、ながーい腕を持った棒渦巻き銀河が姿をあらわしました。なかなか楽しい形をしてます。ただ、めいっぱい強調処理をすると、周辺減光が結構目立ちます。むー、光害地域に住んでいる人がフラットが必要、とおっしゃる理由が良くわかりました。グラデーションマスクで適当に調整して…と思ったら、真ん中になんか妙に暗い部分があります。なんでだろー、と思ってたのですが、どうやら副鏡の陰が写ってるんですね!。むー、やはりフラット処理は必須かなー。
Canon EOS60D Vixen R200SS+コマコレクター1(800mm F4.0 120sec x3 ISO 6400)
VixenGPD赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintoShopPhotoとIrfanViewで調整
コメント
No title
描写も良く、やはり、そちらの条件の良さを伺わせます。
そうですね、真ん中のカゲは斜鏡だと思います。でも、ほぼ真ん中にあるってことは光軸もバッチリってことじゃないかな!?
ミラー切れもあるので、フラット撮影した方が良さそうですが、こういう低空の天体こそ、TNKが有利な気がします。
低空天体シリーズ楽しみにしています。
次は、ペンシル星雲あたり、どうでしょうか?
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/n2736.htm
小さいけれど、8の字星雲なんかもありますよね。
ゴッドハンドは、TNKだと苦しいかなぁー・・
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/CG4.htm
2013/01/23 URL 編集
No title
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/n4945.htm
夏なら、RedNebulaですがNGC6188
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/n6188.htm
小さいですが、NGC6164もオススメですよ。
・・低空過ぎますかね?
2013/01/23 URL 編集
No title
フラットは、やっぱり必要な気がします。そのうちチャレンジしてみますね…
低空では、ペンシル星雲辺り狙ってみたいのですが、なんだかんだ言って低いところが見える場所が無いので、ω星団がギリギリどうか…というレベルです。後半のNGC4945とか6188とかは、厳しいかもしれません。とりあえず、次回はふたご座の惑星状星雲行きます(ヲイ
2013/01/23 URL 編集