はい、望遠レンズのパンスターズ彗星、処理してみました。しかし、処理を始めてみて愕然としてしまいました。この日撮影した200mm望遠レンズでの全て、左下に向かってみんなピンボケになっているのです。ピントはちゃんとあわせたはずなのに…どうもスケアリングが狂ったような雰囲気になってます。そういえばこのレンズ(70-200mmF2.8)、以前もこんな風になって困ったことがあります。安定しないのか、それとも、もしかしたら結露防止で当てたカイロが悪いのかもしれません。ちょっと気をつけねば…
それでも、パンスターズ君はその広がった尾を見せ付けてくれました。ここのところ天気が悪かったり元気が悪かったりしていてなかなかお目にかかれなかったので、これが撮れただけでもヨシとしましょう。この大きさだと、R200SSSならはみ出してしまいそうですね…ジェルドン君ならなんとか入るかなぁ。
処理は4枚重ねですが、周辺減光がひどいので少しレタッチしてみました。しかし、中央部分が妙に暗く凹んでます。反射望遠鏡じゃあるまいし、なんでしょ、これ。
Canon EOS60D SIGMA 70-200mmF2.8EX(200mm F3.5 60secx4 ISO 3200)
VixenPhotoguide2赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整
で、何枚か撮影したところで薄明も始まり、撤収です。赤道儀一式を片付けた所で、東の空が白んできました。レンズを片付けようとして、また重大なことに気が付きました。
なんと、レンズのAFモードスイッチが「AF」のままだったのです(;゚Д゚)ゲッ。
まぁ、幸い超音波モーターなのでMFは問題なく動くし、親指AFの設定にしてあるからシャッターを押してもピントが動くことは無かったので、結果として問題無かったのですが、久々に望遠レンズで撮影すると、こんなこともありますね、というか朝方の撮影だったからかなり寝ぼけてたかな…(^^;;
片付けた後、レンズを替えて、下界の霧を含めて薄明の空を撮影してみました。このレンズはOSが付いているからシャッタースピードが多少遅くてもなんとかなるだろうと思ってました。実際、OSの働く音があまりしないので、「おお、今日は手振れも少なくていい調子だぜー」と勝手に思ってたんですね。が、その撮影も終わって完全撤収する段になんて、ふとレンズのスイッチを見てみると、OSがOFFになってました…(;゚Д゚)/ナヌー!
既に空は白みすぎて面白い色にはなっていません。帰ってみてみると、確かにOSは効いてなくて、シルエットになった木々がブレブレになってます。ああ、何やってるんだろ…
ま、晴れて見られただけよかったとしよう…
Canon EOS60D SIGMA17-70mmF2.8-4DC MACRO OS(17mm F2.8 1/1.7sec ISO 1600)
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コメント
No title
自分のだけではなく、GENTAさんのもMIkさんのもそうなんで、なんらかの現象があるのかもしれませんね。
2013/04/13 URL 編集
No title
早起きして撮りに行った甲斐がありましたね。
テイルの横の黒い落ち込み、不思議ですよね。
ガスが手前にあって、光を遮っているのでしょうか。
2013/04/14 URL 編集
No title
さすがですね
ちゃんと「ほうき星」になってて
いいですね
今週はゆっくりしてくださ~い☆;'+.;ヽ(ゝ∀<*)ノ
nice
2013/04/14 URL 編集
No title
皆さんそうなっているので、大気圏内のどうこうではなくて、彗星の近傍で現象が起きてると考えたほうが自然ですよね。ハテ?
2013/04/14 URL 編集
No title
テイル手前の暗いのはホント、何でしょねぇ。ダストが太陽光を遮っているにしても、それが宇宙空間にあるなら太陽光を散乱して光りそうですもんね。今パンスターズ彗星は確かに尾の方向に進んでいるので、ダストが頭の方に残っていても不思議は無いんですけどねぇ。はて?
2013/04/14 URL 編集
No title
まだまだ明るい彗星なので、望遠レンズで撮影できれば、ちゃんと尾が写ります!4月19日~25日ぐらいは、カシオペアの中を通過していくので、ゼヒ撮影チャレンジしてみて下さい。
2013/04/14 URL 編集