星を背に 秋空泳ぐ ビグザムか


 昨日行ってきた関白陣で撮影したNGC6888、クレセント星雲です。
 はくちょう座の胸の辺りにあるこの星雲は、大昔の超新星爆発の影響でガスが衝撃波を受けてこんな形になった…という説明だったような気がします(自信なし
 とにかく、その形からクレセント星雲とか三日月星雲とか言われているようですが、確かにこんな風にノーマルカメラで撮影すると、明るい外側だけが出てきて三日月のようにも見えます。大きさ的にもいい勝負なんじゃないかな?
 このNGC6888、位置的にはくちょう座の銀河の中にあるので、これ、という目立った星がわかりにくくて探しにくいんですね。星図では分からず、この日も結局こちらの自分の写真から確認していきました。撮影現場でスマホから自分のブログを開いて確認…こんな便利なことができようになったんですねぇ。
http://blogs.yahoo.co.jp/genyakata/47114492.html

で、探すためにカメラのISOを設定H、すなわちISO 12,800、という、Hな設定まで上げてしまいました。今までのイメージで言うと、ここまで上げるとノイズが多すぎて使い物にならない感じだったので、通常の撮影はISO6400までしか上げてませんでした。でも、この日は何故かHな設定でも縦横の縞ノイズなども含めてさほど気になりません。それならこのまんま撮影続行してやれー、ということで、Hな設定でHな写真?になってしまいました。少し緑にカブってしまいましたが、ここまで写ればとりあえずオッケー。星雲の形や色もいいのですが、少し気になったのはその左側にある真っ赤な星。隣の青い(白い?)星との対比が結構綺麗で、今回はたまたま入ったのですが、これはゼヒ入れておきたいいい色ですねー。

Canon EOS60D Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 120sec x4 ISO 12,800)
タカハシEM200赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整


…忘れてました。タイトルのビグザムですが、もう、説明の必要は無いでしょう、メガ粒子砲を今にも発射しようとしている形が、なーんとなく見えてくるはずです(^^;

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コメント

No title

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カラフルで見事なクレセント星雲ですね!
ビグザムの例えもナイスですよ~

No title

ふにゃ太郎
これって、ナローで撮ると、酸素輝線がビグザムの周りを覆って
ビームバリアーに見えますよ。
ドズルが機銃を持って頭の上に立っているのが見えたりして。

No title

かいなおさんどうも~。例によって彩度もアゲアゲで処理しているので、それなりにカラフルになってくれました。Haで撮影しているのを見たりすると、この星雲は真っ赤になって写るのですが、赤いのが写らないノーマルカメラだと、思いのほかカラフルみたいですね。チャレンジした甲斐がありました。

No title

ふにゃ太郎さんどうも~。赤外やナローで撮影すると、骸骨みたいに芯まで色々模様が見えてくるのですが、ノーマルカメラだとこの辺までですねぇ。ドズルは見えないかな…(^^;

No title

UTO
やらせはせん、やらせはせんぞぉ~!

この露出時間で量産された暁にはフォトコンなぞあっという間に叩いてみせる!!

No title

UTOさんどうも~。む、そんな台詞あったっけ…YouTubeでチェックしてしまいました(^^;。なるほどー。
さすがにこのレベルになると、ノイズはそれなりにあるので、ここはやっぱりフルサイズを導入されてる方にチャレンジしてもらいたいですね。なんか、6Dユーザー増殖中という気配がしますが…

No title

かわう
ビグザム! そうか! なんで気づかなかったんだろう!
いいところに輝星があるし……

TNKですがヤラセはせんぞぉー(笑)

No title

かわうさんどうも~。そうなんです。ビグザムです(^^;。ただ、改めてビグザムを見てみると、そーんなには似てないんですね。なんでそう思ったのかは分かりませんが、とにかくこの星雲を初めて見たときから「あっ、ビグザムだっ!」と思ってしまい、もう脳裏から離れません(^^;;
TNKでは、どんどんやらせてもらいます(^^;;
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