25日の夜は比較的透明度の良い空でした。1100mの寒風山林道で撮影した星空は、想像してたよりもずっとコントラストの高い絵が得られて、正直びっくりしています。地平付近はそれなりに明るさはありますが、やはり高度があるのはかなり有利に働くようです。かならずしも視界が良い場所ではありませんが、この透明度は生かしたいですねー。昨年は夏にこの場所に1度来られただけでしたが、そのときも結構いい結果が残せてます。
さて、引き続きプロミナー指令(350mmF4.0)の結果です。撮影したプレビューを見ているだけでも「ええっ?ここまで写るのかよ」と思える結果が出てきて、正直びっくりです。
さそり座 アンタレス付近
Canon KissX5 KOWA PROMINAR+TX07(350mm F4.0 60sec x8 ISO6400)
VixenGPD赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整
ノーマルカメラでの撮影ですが、それでもこの全天一美しいと言われる色のグラデーションがほんの少しでも見えてきているのでは無いでしょうか。アンタレス付近は黄色、その右側は赤い星雲(の一部が見えてます)、そして左上には青い星雲が…この星雲はもっと北側に明るく大きなのがあるのですが、今回は入りきらないのでパス。とりあえずノーマルカメラでここまで写っただけでも満足です。
2大赤い星雲:M16(上),M17(下)
Canon KissX5 KOWA PROMINAR+TX07(350mm F4.0 60sec x6 ISO6400)
VixenGPD赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整
こちらは毎年チャレンジする物の、あまり満足行ける撮影ができてこなかったM16,17。ただ、今回は60秒の撮影でもかなーり出てくれてます。こんなに写せたっけかな、というのが正直な感想。もう少し露出かけてみたい気もしますが、これ以上だとガイドズレが目立ってくるはずなので、結構厳しいかも。
どちらにしても、ノーマルカメラでここまで写る?というのがびっくりしてしまいました。やっぱり空の条件というのは非常に大事なんですね。これで赤外カット無しのカメラであれば、もっと強力になるのでしょうが、当面、機材的にはこのままのつもり…。何か増えるかも知れませんが…
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