思い出す 遙かな星粒 忘れ物

 5月の連休に撮影したのは一通り紹介したよなぁ、と思いつつ、もう一度ファイルをチェックしていると…ありました、忘れ物(^^;;;。この時期に撮影したのは夏の星雲・星団が多いので、地味な星団はついつい後回しになってしまうんですよね。結果、処理するのもスッキリ忘れてたのが球状星団でした。

当時の撮影風景はこちら。天の川が上がってくる前に北斗七星付近を狙っているの図

Canon KissX5 SIGMA 10-20mmF4.0-5.6EXDC(10mm F4.0 30sec ISO 3200)

撮影したのは連休に入る金曜日の夜、1100mの寒風山に出撃した際のものです。この後連休後半にNikon1957さんと1500mに遠征に行っているので、そっちの結果に注目している間に処理忘れちゃったんですね(^^;。というわけで、球状星団ダブルで行きましょう。

まずはさそり座のアンタレスのすぐそばにあるM4。この球状星団は中心付近に一本スジが通っているように見えるのですが、軽く撮影したり眼視したりする限りは、それほど大きな星団というイメージはありません。でも、直径は意外と大きいもののようです。今回はコントラストを控えめにして、背景を持ち上げるような処理をしたので少し暗い星まで拾えているはずなので、そこそこの大きさに見えるかと思います。

淡い部分まで入れると意外と大きいM4

Canon EOS60D Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 120sec x4 ISO 6400)
タカハシEM200赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整

 もう一つは、夏の球状星団の中でも代表格(と私は思っている)M22。実は大きさはそれほどでもないらしいのですが、この星団は星野写真を撮影してもその存在感が大きく分かるほど目立つので、結構デカイイメージがあります。dえも、こうやってM4と比較してみると、必ずしもでっかい、という訳では無さそうですね。どちらにしても左右にある少し明るい星との色の対比が面白いんですよね。920mmだとこの二つの星がギリギリになるので、この辺までが面白い焦点距離になるかと思います。以前撮影したのを載せたのが…2011年?思ったより前だなぁ。当時より良く…は写ってないかな。処理の仕方は少し工夫しているつもりです。

天の川ど真ん中の星の中、M22球状星団

Canon EOS60D Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 120sec x6 ISO 3200)
タカハシEM200赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整


この週末は色々あって撮影できていないのですが、今度の週末は新月にもなるので、できればチャレンジしたいなぁ。天候が微妙ですね。梅雨入りしそうだもんなぁ。
 それにしてもこのGWでの撮影ではかなりの枚数を処理しました。処理をする毎に結果が全然違うのには自分でもあきれましたが、それでも少しずつ自分なりの処理の仕方が良くなって、固まってきている気はします。まだまだブラッシュアップできるとは思うのですが、そのためにもとりあえず経験あるのみかな…本当はGIMPでの処理に特化したかったのですが、実はGIMPは16bitTIFFが扱えない気配…あちゃ。

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コメント

No title

○猿○
玄さん
おはようございます^^
忘れ物が出てきてよかったです♪
良い一日をお過ごしください^.^

No title

つりんずさんどうも~。いや、スッキリ忘れてました(^^;;。思い出せたというか、ちゃんとチェックできたのは良かったかも。
今日は天気悪かったみたいですが、明日は晴れるかな-。

No title

UTO
そうそう、GIMPって、15年前くらいからSBIGのファイルが読めるクセに8bitになっちゃうんですよね。
フツーはそれでも十分なんですが・・・

こういう忘れ物なら大歓迎ですよね!
ぼうらやさんにカメラバッグ一式忘れて来たこともあったからなぁ・・;≡ワ≡

No title

UTOさんどうも~。やっぱりGIMPはフリーソフトだけあって、結構尖った機能があるんですかねぇ。思っていたよりも機能があるみたいなので、これで16bitが読めればメイン処理システムにしちゃえ、と思ったのですが、そう簡単ではないですね。
忘れ物、TNKだとそもそも忘れるモノがあまりないので助かってます。UTOさんのカメラバッグ忘れ事件を見てからは、撤収前にもう一度展開してたエリアを確認するようにしました。この辺、事例検討集みたいなのがあるといいかもしれませんねー。
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