見上げれば 桜便りと 銀河便り

愛媛県は今年ソメイヨシノの開花で日本一になったようですね。それが良いことなのかどうかは微妙な気がしますが、なにはともあれ、桜シーズンも本番ですな。

この時期は、やはり春の銀河に限ります。ということで、先日ちょこっと紹介したM106とM101の処理バージョンです。


FUJIFILM X-A1 Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 180sec x8 ISO 6400)
Vixen SXP赤道儀ノータッチガイド(withPEC) YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整

なんだかんだ言って、M106はほとんど毎年撮影しているみたいです。過去のM106撮影をひもといてみると、2011年はこの辺で、これが初めての撮影だと思います。たぶんこの辺が初めて
2012年のは見つからなくて、2013年はこれ。このときは結構いい感じでした。 

で、今回のは、ベストでは無いけど結構いい感じです。FUJIの感度は少し落ちるみたい、というのはだいたい当たっているイメージですね。ノイズは比較的少ないし、バンドノイズも無いのでいい感じですが、外側の淡い部分の描写はもう一歩な感じです。後はRAW現像ソフトの関係で、ホワイトバランスがいまいちかなぁ。この辺は現像ソフト(Silkypix)に慣れる必要がありそうです。

しかし、それよりもびっくりしたのはその後お試しで撮影したISO25600です。さすがにこの拡張感度だと、ノイズ除去のためにべったりした感じになってしまうし、そもそもRAW記録ができないのですが、露出1分でそれなりに撮れてしまう辺りがすごいい。少しほんわかした感じになってますが、これはこれでいいかも。というレベルです。

FUJIFILM X-A1 Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 60sec x8 ISO 25600(JPEG))
Vixen SXP赤道儀ノータッチガイド(withPEC) YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整
これがRAWで撮れて、ノイズ対策のべったり感が少し軽減できれば、かなりいい所まで行きそうな気もします。


Canon PowerShotS120 CanonZoom 5.2-26.0mmF1.8-5.7(5.2mm F1.8 30sec ISO 3200)

X-A1で撮影していると、セルフタイマーで遅延させている間(考えたらミラーアップも無いのだから、セルフタイマーをかける意味は無いよな…)その光がまぶしく光っているので、ちょっとこんな写真になってます。よく見てみると、もうさそり座が上がってきているんですね。この日はもやがすごかったので、とてもカメラを向けてみようという気には成りませんでしたが、こうして見てみるとちゃんと写ってますねぇ。

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コメント

No title

○猿○
玄さん
詳しい話はさっぱり分かりませんが、
うっとりです。綺麗~

No title

つりんずさんどうも~。天体写真を野郎と思うと、どうしても色んな機材を揃えなくてはならないので、あれやこれやと、マニアックな話になってしまいます。楽しいんですが(^^;
詳しく分からなくても、とりあえず遠く遠くの銀河をお楽しみください~。
ちなみに、上のM106銀河は2,100万光年から2,200万光年、下のM101銀河も2,000万光年ぐらい離れているそうです。はる~か彼方ですな(^^;
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