春夏と 空に浮かんだ 星の玉

 実はまだある、チロルでの撮影結果です。冬の間はあまり大きな球状星団は無いのですが、春の後半から秋口にかけては、撮影しても楽しい球状星団が多く見られるようになります。去年の夏には寒風山で球状星団巡りをしたりもしました。む、このときは8個巡っていますね。確か他にも撮影してた様な…しかも、去年のヤツの方が綺麗に写っているかも(^^;

M3(りょうけん座)


M13(ヘラクレス座)


共通データ:
FUJIFILM X-A1 Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 60sec x6 ISO 6400)
タカハシEM200赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整

まぁ、色々条件が違うので、この辺が限界ということでごまかしておきます。それにしても、今回処理してみるとよく分かったのですが、球状星団は暗く、淡い部分まで表現すると表情がガラッと変わるんですね。中心部は明るくてしっかりしているんですが、そこだけの描写だといまひとつ寂しい絵になります。周辺部はかなり暗い星が結構あったりするので、そこまで表現できるようになると、とたんに立派な星の塊になります。しかし、星雲と違って星団類はガイドずれが目立ちやすかったりするんですよね。今回もM13の方はちょっと苦しいのですが、ここまで縮小すればまぁ目立ちません(^^;

今まで球状星団はあまりしっかり露出したことは無かったのですが、この夏はどこかで思いっきり露出したのを重ねてみるかな。M22辺りは面白くなるかも。

撮影中の東の空


Canon PowerShotS120 CanonZoom 5.2-26.0mmF1.8-5.7(5.2mm F1.8 30sec ISO 3200)

毎度毎度の撮影風景はこんな感じ。背景の赤い明かりは、すぐそばにあるトンネルの手前にあるナトリウムランプがしっかり照らしてくれている状態です。でも、今回も使っている少ししっかりしたフードを使えば、それほど影響はなさそうです。背景の空では、夏の天の川がまさに今、のぼり始めているところです。ということは、見えているのは蛇遣い座全景、というところかな?
 たぶんへびつかい座の頭の星、ラスアルハゲも見えているはずです。面倒なので同定はしていませんが(^^;。もしかしたらヘラクレス座のラスアルゲティも見えているかも知れません。ヘラクレス座は意外と探しにくいので、個人的にはこのラスアルハゲから探したりすることもあります。この辺の星を初めて確認したときは、「おお、へびつかい座って、結構大きい」と思ったのと同時に、「ラスアル… …ハゲ?…」と、大笑いしたもんです。ラスアルハゲがへびつかい座の頭の星、ラスアルゲティがヘラクレス座の頭の星です。「ハゲとケチかよ」と、大爆笑でした。いや、星図絵を見ても、ハゲでもケチでも無いんですけどね。覚えるには覚えやすいかも知れません。そこら辺のおっさんにこんな話をすると怒られるかも知れませんのでお気を付けください。え?私ですか?おっさんですが、ハゲでもケチでもありません。エロです(爆

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コメント

No title

アンジー
こんにちは~^^

昴も綺麗~~~!

そして^^
最後の記事がおもしろい~~(爆)

No title

○猿○
玄さん
小さな星がたくさん集まってる~
花火みたいね♪
ハゲ?ケチ?エロ?へぇ~エロなんだぁ~(爆
自白したんだ!(笑)
おつかれさまでした

No title

アンジーさんどうも~。球状星団も、広義の意味では「すばる」かもしれませんね。
(狭義ではプレアデス星団:M45を指します)
星団はそれこそ星の数ほどあるようで、銀河に負けず劣らず(いや、暗いのを入れると銀河の圧勝?)色んな形があるようです。ぼちぼち撮影していきますね。
ハゲとケチは、自分で考えながら笑ってしまった話でした(^^;

No title

つりんずさんどうも~。花火みたい、というのは確かに槽かも知れませんね。違うのは大きさや遠さがまるで違うのと(^^;、この球状星団はずっと固まったままで、飛び散っていかないということぐらいでしょうか。花火の方が美しいのは、やっぱりはかないからでしょうか。
えーと、私とNamさんが、エロオヤジなのは羞恥の事実(あれ?漢字が…まぁいいか)だったりします。ねぇ、Namさん(爆
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