引き続き4月26日に寒風山で撮影したヤツです。今回はM17、通称オメガ星雲です。
FUJIFILM X-A1 Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 120sec x6 ISO 6400)
タカハシEM200赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整
毎度思うのですが、この星雲、どの辺がオメガ(Ω)になるのか、ちょっと微妙な気がします。淡い部分で言えば左を頭にしてΩになっているような気もしますし、明るい部分だけで言えば頭を下にしてΩになっているような気もしますが、後者だとΩの半分ぐらいしか無いような気がします。どっちが正解なのでしょうか…。どちらにしても、明るい部分だけのイメージで言えば、白鳥が逆さまになっているような形をしていると思います。なんで白鳥星雲になっていないのかは不明…赤いからでしょうか(^^;
実はこのM17、今回はリベンジでした。というのも、4月18日のチロルでも撮影していたんですね。今振り返ってみると紹介していませんが、こんな感じでした。
FUJIFILM X-A1 Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 120sec x6 ISO 6400)
タカハシEM200赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整
データは全く同じなのですが、よく見ると星がボテッとして大きいし、カラーバランスもいまいちです。カラーバランスは単純に処理の問題だと思いますが、星が大きいのは、おそらく長時間撮影をしていた際にピントの合わし直しをしなかったため、ピンボケになってしまっていたのだと思います。なので、今回はM17を撮影する前にきちんとピン出しをしなおして望みました。結構いい感じに仕上がってくれたとは思います。
さて、今の撮影スタイルはTNK(て・ぬ・き)=ノータッチガイドなのですが、1月にNamさんからかっぱらったパトラー嬢(SXP)を手に入れたことで、オートガイド環境が整いつつあります。同時にSSAGもカメラと交換(ぶんどった)したので、もう一息だったりします。実際、今のパトラー嬢のPECは、R200SSにSSAGを取り付けてガイドさせたものだったりします。しかし、オートガイドを実現するためには、まだ問題が二つあります。
ひとつは、ガイド鏡を持っていないんですね。R150Sに付けていたD60mmL910mmのガイド鏡はありますが、今更こんなでっかいのを使う気にはなれませんし、暗すぎます。他にも晴れ丸を使うという手もあるかもしれませんが、これもスプリングで筒を押さえると言う構造上苦しいものがあると思いますし、やっぱり重いんですよね。 プロミナー五郎を使うという手もありますが、ガイド鏡に90mmフローライトは…(^^;;
もう一つは、ガイド鏡に関連しますが、ガイド鏡を載せるためのプレートがありません。厳密に言えばSP時代のマルチプレートがありますので、パラで載せるという手はありますが、やっぱり不安定でしょう。まぁ、どこかで試してみてもいいのですが…
今流行のCマウントの明るいレンズを使ってガイドをするんですね。これなら軽くて明るくてマウントも親子亀を作ればなんとかなりそうな気がします。しかし、SSAGの標準はアメリカンサイズのアイピーススリーブです。そのままではCマウントレンズは付きません。
なんとかならんかなー、と思って見てみると、このアイピーススリーブは外れて、内側に42mmTネジが切ってあります。ならば、Cマウント→Tオスのアダプターがあればここにレンズが付くはず…と思ったのですが、そんな都合の良いアダプターはそうそう無いようです。ならもう、いっそのことQHY5L-IIを買ってしまうか!?とも考えました。
しかし、あきらめきれずに色々探してみると、出てきましたよ。さすがのBORGですね。
7527の光路長が4mm、7856が6mmなので、合わせて10mmです。Cマウントのフランジバックが17.5mmほどですので、まだ7.5mm長さが足りませんが、42mmネジの奥にまだ4.5mmほどのへこみがあります(この内径が28mmほどのネジになってます。Cマウントよりはちょい大きいな…)更にCCD面までは後数mmありそうなので、もしかしたら丁度良いぐらいになるかもしれません。どっちにしてもこれならなんとかピントも来るでしょう。
ということで、後は上記のアダプタリングとレンズとサポート(これが問題かも)を手に入れれば、なんとかオートガイドができるかもしれません。目下、悩み中です(^^;
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コメント
No title
いやいや、とにかく ものすごく綺麗です!!
2015/05/12 URL 編集
No title
お星様のいいところは、基本的にいつ撮影しても同じものが写るということ。でも、そのときの天候や機材やその他モロモロで、全然違った絵になるんですよね。奥は深いッス
2015/05/12 URL 編集
No title
ASIを買ったときに、Cマウントレンズと一緒にT2-Cのアダプターが付属してきた覚えがあります。
ASIはUTOさんのところに行ってしまったので確かめられません。
興味があれば、UTOさんに聞いてみてください。
2015/05/12 URL 編集
No title
・・・
Ωが左向きに横向いてるように見えるんですが~
ずっと見ていたら別のものに見えてきました(笑)
真上から見た金魚!(笑)
暗い水槽の中でキラキラ光って泳いでるみたいです
2015/05/13 URL 編集
No title
でも、撮影地が明るいので、ガイドするほど長時間の露光には耐えられないので(飽和して真っ白け)望遠鏡が2個あるいはオフアキが付いてるだけの見た目格好いいだけで、うちでは無意味です(笑)。
だいたい、5分で限界の空でオートガイダーは必要ないのでした。
2015/05/13 URL 編集
No title
将来的には、25cmぐらいをEM200に載せて、ガイド撮影したいところです。ノータッチも狙いたいですけど…(^^;
変換リングは、どのみち試してみるかも知れません…
2015/05/14 URL 編集
No title
金魚ですか。確かにそうかも。ただ、近くに「デメキン星雲」ってのがありますんで、そっちと競合するかなー(^^;
2015/05/14 URL 編集
No title
確かに、先に空のいいところに出ることに力をかけるのは大事だと思いますが…
今夜はちょっと用事があってマリンパークに行ったのですが、あそこまで行くだけで空は相当に良くなりますよ…
2015/05/14 URL 編集
No title
んー、なんだか、ちょっと寂しい様な、嬉しいような。
ASI120MMは、M42用広角レンズは付属してきましたが、T2-Cは残念ながら無かったと思います。
SSAG、月撮っても面白いと思いますヨ。
2015/05/17 URL 編集
No title
2015/05/18 URL 編集