眠れぬ夜が明けた後
届いた知らせに息をのむ
あれほど明るい後輩の
あまりに急な訃報だった
一緒に仕事をしたことも
共に飲んで話したことも
ほんの昨日に思い出す
人当たりが良くて
面倒見が良くて
常に笑顔があって
深刻な悩みだって
笑い飛ばすだけの
勢いがあった
頼りがいのある
いいオヤジになっていた
オレは何かしてやれたか
オレに何か言いたかったんじゃないか
後悔ばかりが先走る
思い出ばかりがほとばしる
年の離れぬオレだって
もうすぐそばにいるのかな
いつかは同じ道なのか
「なに言いよんですか
百まで生きないかんでしょう!」
ハハハと笑うおまえの声が
今にも聞こえてきそうだよ
そうだな、百まで生きてやるか
おまえの分まで生きてやるか
やがて輝く星空の
上からそっと見てくれよ
きっと見上げてやるからよ
きっと思い出すからよ
今はかすんで見えないけれど
きっと見上げてやるからよ
OLYMPUS E-PL5 LUMIX G VARIO 7-14mmF4.0(7mm F5.6 1/250 ISO200)
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コメント
No title
2015/05/25 URL 編集
No title
2015/05/25 URL 編集
No title
>落ちる陽は 最期の輝き 放ったか
フォトと俳句に心がありますね。
2015/05/25 URL 編集
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2015/05/27 URL 編集
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2015/05/27 URL 編集
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2015/05/27 URL 編集