足下の 秋と重みを 持ち上げて

実家の近くの神社に行ってみました。目的は…Ingressのポータルになってたからなんて、言えません(書いてますが…)。その昔、よく遊んだこの境内には、日曜日の午後なのに人っ子一人いませんでした。まぁ、そんなものなのでしょう。


子供の頃より、ひとまわり以上大きくなった気がするクスノキの根元に、大きな丸い石が並べられていました。その昔、男衆はこの石を持ち上げて力比べをしたそうです。どこまで大きな石を持ち上げられるかが勝負だったそうな…でも、子供の頃はそんな話は全然聞いたことがありませんでしたし、石も…もしかしたらあったのかもしれませんが、さすがに並べて置かれてはありませんでした。こうした、外での遊びは、ちょっとずつ廃れていくのでしょうか。

地元だけの遊びとして、少し気になっているのが「下駄隠し」というのがありました。ただ、この遊びを知っている人は、少なくとも今の知人にはほとんどいなくて、地元だけの遊びだったのかな?とも思ったのですが、その割にはしっかりした数え歌(鬼決めの唄)がありました。

…で、ググってみました。確かに「下駄隠し」はあるのですが、ざくっと調べた限りでは、どうやら関西で行われていた唄は、自分が知っている唄とはかなり違ったもので、もしかしたらオリジナルは関西圏なのかもしれませんが、検索した際に出てくる問題となる単語も入っていません。色々伝わっている間に、違う唄になったのかも知れませんね。

ちなみに、こんな歌詞でした。

げーたーかーくし まーないたー。まーないたーの うーえーで、ネズミがちゅうちゅうつめくわえて ついのいた

なんで「まな板」なのかは子供心に不思議ではありましたが、まな板でした。「ついのいた」は、参加メンバーの靴の片方をズラリと並べた上で、純に指さしながら唄を歌い、最後に指した靴が「鬼で無くなる」という手順でしたから、「のいた」(除いた)という表現には疑問の余地はありませんでした。(この手順を何度も繰り返して、最後に残った靴の持ち主が、鬼になってました)

そういえば、「どれにしようかな…」の後に続く言葉も、地元のものは色々載っているものと全く違うということがありました。こうした歌詞は、地元で独自の変遷を経ているのかも知れません。子供の頃のこうした体験ってのは、結構貴重だったのかもしれません。

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コメント

No title

sorayume
こんばんは!


懐かしい感じの境内!私もよく遊びましたがやはり最近は見かけなくなりましたね。
下駄隠し 鬼決めの唄やりましたょ!唄はなんだか違う気がしますが それは地方によって違うんでしょうね!

photo!懐かしさを覚えしみじみと拝見しました!ありがとうございます✨

今日もお疲れ様でした!明日からの12月もぜひよろしくお願いします

No title

sorayumeさんどうも~。さすがに今の子供たちは(というか、子供の数そのもが減っているとは思いますが)境内なんかで遊ばなくても、色んな遊びがたっぷりあって、外でなんか遊んでられないのかもしれませんね。なーんとなく懐かしい神社でした
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