昨年の高知合宿では、月齢も良くなかったので早い時間に撮影終了していたのですが、今年は見事に新月に当たったのと、比較的天候が良かったので、明け方近くまで撮影していました。ほとんどの方がもう寝静まった後も、ひとりで撮影です(^^;。3時前ぐらいには狙いたかったカタリナ彗星(カタリーナ彗星、との表記もあり。どっちかな…?)も高く上がり、双眼鏡でもその姿を簡単に見つけることができました。
カタリナ彗星 C/ 2013 US10
Canon EOS60D Vixen R200SS+パラコア1(920mm F4.6 60sec x11 ISO 6400)
SP赤道儀ノータッチガイドYIMGでstack+PaintShopPhotoとIrfanViewで調整
撮影時はイオンテイルは分からなかったのですが、コンポジットして強調してやると、比較的はっきり出てきてくれました。やっぱり枚数勝負ですね。スーパーポラリスはウォームのギアかみ合わせを少しキツ目にしていたこともあり、特に前半では不安定な挙動でした。しかし、この彗星を撮影した時は何故か比較的スムーズに動いてくれました。電源を変更(エネループ8本→モバイルバッテリー+昇圧装置)したことも効いているのかも知れません。 ただ、彗星は明るくなっているものの、太陽から離れてきているので尾は少し物足りなくなっています。しかも動きが速いため、今回も彗星核でのコンポジットとしています。面倒なんですよね、コレ(^^;
撮影時の風景はこんな感じでした。
Canon PowerShotS120 CanonZoom 5.2-26.0mmF1.8-5.7(5.2mm F1.8 30sec ISO 3200)
鏡筒の背に見えるアリガタは、普段SXPやEM200に載せるときに使うものです。スーパーポラリスはこのアリガタに合うアリミゾを載せられない(改造や追加をすれば別)ので、鏡筒バンドの反対側のネジ(1/4インチ)に、ネジ2本で普通に(スーパーポラリスの標準の接続方法で)接続しています。この形だとどっちにでも取り付け可能なんですね。
この後、同じく明け方の空に上がってきていたもう一つのパンスターズ彗星、2014 S2を狙う予定でした。場所はこぐま座の頭の先辺り。この辺も明るい星が少ないので、前半でX1を導入できて調子に乗っていた目盛り環での導入をしてみました。しかし、写りません。よく見ると、上の星景写真でも分かるのですが、こぐま座の辺りには雲がかかっています。結局、この雲はその後晴れることも無く、精も根も体力も尽き果てて終了となりました。それでも、カタリーナ彗星を少し大きめの双眼鏡で見ることができて、尾も確認できました。終了間際に見た木星も、高く上がっていたこともあって結構いい感じでした。木星はこれからがシーズンインになるので、またじっくり見てみたいところですね。
- 関連記事
-
コメント
No title
綺麗ですね~✨
こんな綺麗なの撮っちゃう玄さんは本当に流石です
寒い中 お疲れ様でした!見せていただきありがとうございますー♪
今日もぜひ良い日を!
2016/01/13 URL 編集
No title
さすがの高知で、非常に暗い空を楽しむことができました。また行きたいところです~
2016/01/15 URL 編集