暮れてなお 目を光らせて 隙を見る


 夕日を撮り終えて帰ろうと海岸の防波堤を上っていたら、子猫が2匹ほど顔を見せました。野良猫らしく、かなり緊張した面持ちで、一匹は石垣の隙間に隠れてしまうし、一匹はごらんの通りピタリと止まってこちらを睨んでいます。望遠レンズを付けていたのでそのまま撮影体制に戻ったのですが、結局もう一匹は出てきてくれませんでした。こうして見てみると目はまだ針のように細くなったままなので、日が沈んで暗くなってきたとはいえ、猫にはまだ十分明るい時間帯のようです。普段あまり白黒化はしないのですが、今回の写真は元々色彩に乏しいし、猫の目が気になったのでそこが目立つように思い切ってコントラストを上げてみました。暗かったのでISOを1000まで上げているのですが、白黒化するとノイズも目立たなくなるんですよね。癖になりそうです(^_^;)。
OLYMPUS E-330 ZD40-150mmF4.0-5.6(150mmF5.6 1/80sec ISO 1000)

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コメント

No title

taka915
ISO感度を上げると気になるのがノイズなんですが、モノクロの場合、ノイズがフィルムの粒状感を出すことがあるので、あえて感度を上げてノイズを乗せてみるのもアリですね(私はそこまでフィルムに「似せる」事に価値観を持ってないので、あんまりやりませんが)。

No title

フィルムの場合でも、わざと増感現像して粒子を荒らして表現する、というのもありましたね。デジタルの場合は後処理でいかようにでもなるので、やっぱり素材はノイズレスの方がいいですね。もっとも、これぐらい画素数が上がれば多少のノイズではあんまり気にならなくなってますけどね。どっちにしても白黒はごまかしが利くので便利かも(^_^;)。
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