降る雨に こだまする声 負けないと



季節外れの冷たい雨に
凍えるような花を見た。

じっと見つめたその花は
自信に満ちて咲いていた。
上をむいて咲いていた。


どんなにがんばっても
どんなにくいしばっても

運命には逆らえない
限りある時間からは逃げられない

あきらめるしかないのに
分かっているはずなのに

どうして君は
上を向けるのか。


厚くたれ込む雨雲の
上から差し込むわずかな光

その光にも、映える雫と花の白
美しさに、息をのむ

たたきつける雨も、吹き付ける風も
身体を震わせるエネルギーになる

どこからか聞こえる声には
信じられない力を感じる


負けない。


短い命を振り絞るように
伸ばす花びらちぎれんばかりに
ほとばしる花の言葉が、聞こえてくる。


負けない。


全てを賭けて咲く花の
覚悟の声がこだまする

強く咲いた花の色は
全ての色を吸い込んで
光り輝く白になる

次から次へと降る雨が
広げる両手に露となる
淡く輝く露になる



激しくなった雨の中
身動きできない、僕がいた。




OLYMPUS E-M5II M.ZD 40-150mmF2.8Pro(150mm F2.8 1/2000 ISO 200)

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コメント

No title

sorayume
おはようございます!

いいタイトルに
いい詩ですね。

覚悟 して咲いてるんでしょうか でもホントにそう見えますね
1つ1つ言葉が
沁みました






ありがとうございます!今日も佳い日を✨

No title

sorayumeさんどうも~。しばらく詩も書いてなかったので、この花の写真をみて、ちょっと書いてみたくなりました。
はからずしも、タイミングが小林麻央さんのブログと合致したみたいで、内容的にも少し重なってるみたいで…ちょっと微妙な雰囲気になってしまいました(^^;
書いてる間は、自分に元気を…と思ってたりするんですよね。
生きとし生けるものは、みんな覚悟の上で生きているんです。ただ、それを思い出すことが少ないだけ。
また見てやってくださいね~
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