潮が引いた時は、いつもの夕陽撮影ポイントで砂浜が顔をだします。そこに流れ込む水もあるので、砂浜にはこんな風に見事な模様が出てきます。
OLYMPUS E-PL5 LUMIX G VARIO 7-14mmF4.0(7mm F8.0 1/250 ISO200)ドラマチックトーン
今回は、砂浜にべったりくっつくぐらいまでレンズを寄せて撮影してみました。色とりどりの砂粒まで見えてきて、なんだか不思議な空間になっています。
…さて、ここから下は、すっころんだ話です。怪我の話が苦手な方は、ここでSTOPしておいてください。
この砂浜を撮影するために、下りるときは結構慎重に行きました。なんどか転びそうになったり、実際転んだこともあったからです。んが、幸い全然滑る岩は無し。で、この撮影をして、波の動画もいい感じに撮れたところで、後は日没を撮るのみ、ということになり、突堤の方に再び上がることにしました。カメラは2台とも肩から提げたままです。
下りるときは堤防側から下りてきたのですが、登るときは突堤の先に行くため、そちら側から登ります。2,3歩登ったところで、ヤラれました。
つるっ
えっ!?やばっ!
右手はカメラを持っていたので、とっさに左手をつきますが、手応えがありません。
どうやら岩場の隙間に左手が入ってしまい、完全に顔から落ちる形になりました。
ゲシッ!
顔面左半分に衝撃が走りました。結構ヤバいレベルです。
…でもまぁ、意識はあります。何が起きたか把握するのに一瞬、かかりました。
右手をついて、なんとか上半身を起こします。
ポタパタッ
え?なにこれ?血が垂れてる?
衝撃を受けた顔、というか頭の辺りから、血がポタポタ落ちてます。
転んだ直後からなので、擦り傷からにじんで、というレベルではなさそうです。
打ったところはガンガンに痛いし、動揺して何が何だか分かりません。
とりあえずカメラは手に持ったままでしたので、このままここにいてもどうしようもありません。まずは堤防側に戻るしか無いでしょう。
フラフラしながら、滑らないように一歩ずつ、堤防側に戻ります。でも、左半分がぼーっとして定まりません。しかも、その間も頭の辺りからポタポタ血が落ち続けます。
顔を押さえても、血が出ているところに手が当たらない様で、そのままポタポタ血が落ちます。なんか変だな、と思いつつメガネを外すと、左目のレンズがありません。顔を打ったときに外れてどこかに落ちてしまったようです。左半分がぼーっとしているのはこのせいです。
左目がまともに見えないので、左目を閉じて、右目だけで自転車のところまで戻りました。まだ怪我の状況は全然わかりません。顔面は、左頬骨の辺りを打ったみたいでかなり痛いのですが、血はそこから落ちているのでは無いようで、ポタポタ落ち続けます。こりゃあ、救急車かな…
地べたにカメラを置いてしゃがみ込んでいると、落ちてきた血がいくつもシミを作り始めました。すぐ側を散歩の人が通ってきたので「すみません、すみません」と声をかけた(つもり)ですが無視されて行ってしまいました。こっちは下を向いていたので気づかなかったのかも知れません。とにかく、この状況をなんとかしなければなりません。
とりあえず持ってたティッシュを引っ張り出しました。これで顔を押さえていくと、どうやら打ったところより上の方で血が出ているようです。鏡なんか持ってないので、どこから出てるかなんてわかりません(後から気がつきましたが、スマホのinカメラを使えばいいんですね…)。手探りで血が出ているところを探しますが、どんどんティッシュが赤く染まっていきます。
しかし、ようやくそれっぽいところを探り当てました。その部分はあまり痛みはありませんが、おでこに近いところを押さえると、血は垂れなくなります。ほんの1分ほど押さえていると、手を離しても血は垂れなくなりました。おお、止まった。
血が止まって、ようやく少し落ち着きました。メガネはレンズが外れて、少しフレームにキズがありますが、なんとかなりそうです。顔は痛いのですが、他に痛いところはありません。手も足も大丈夫な感じです。とりあえず、メガネのレンズの回収を試みます。カメラをポーチに仕舞い、片目だけなので、かなり慎重に転んだ場所まで行きます。
改めて見てみると、そこの岩から突堤の方向に向かって、海藻が少しついてました。もう一つだけでも右側(堤防側)の岩を登れば滑ることはなかったんですが、油断してしまったようです。左手が入り込んだ岩の隙間を見ると、下の方に潮だまりが見えます。そこにレンズがあるような気がしますが、良く見ると違いました。はて、それほど飛んでるはずもないのに…と辺りを見回すと、50cmほど前の岩の上にレンズがおちてました。おお、ラッキー。
転んだ岩の周辺は、自分が落とした血痕があちこちにあります。よくまぁ、血が止まったなと思いつつ、レンズをメガネになんとか入れて、おそらく顔の左半分血だらけで、自転車でなんとか家までたどり着けました。
改めて怪我の状態を確認してみると、左目の外側、まぶたのちょい左上が切れてます。油断すると、すぐに血が流れ出しました。どうやら、ここを打ったのでは無く、頬骨の辺りを打ったときにひっぱられて、ここが裂けたようです。漫画とかでパンチを喰らったらまぶたの上が切れて、血で目が見えなくなる、というようなのを見たことありますが、まさにそんな状況です。こんなに簡単に切れて、血が大量に出るんですね。
とりあえず一日経って、ちょっと落ち着いてきました。怪我はなんとかなりそうです。
しかし、カメラはそうは行かないようです。2台のうち、E-M5IIのレンズは、完全に逝ってしまっていました…
レンズマウントキャップを中途半端にしてるんじゃなくて、きちんとキャップをしてもこの状態です。傾いてます。
とりあえず、E-M5IIの点検と、このレンズの修理は本日依頼してきました。結構なお値段になりそうです(涙
それでも、救急車で運ばれなかっただけ、まだマシかもしれません…
教訓。
気をつけろ その岩 滑るか 動くかも
はーい。気をつけます(^^;;
コメント
No title
傷、もう大丈夫なんですね~
2017/01/30 URL 編集
No title
きれいな!って思ってましたら!!
本当大丈夫ですか??
血 止まって良かったですね…
レンズは…ともかく 他に身体 大丈夫な感じでしたら安心です。
暫く お気をつけてお過ごしくださいね!
2017/01/30 URL 編集
No title
でも記事UPしてるので大丈夫?なのかな・・
レンズも痛々しく、、寒くて玄さんも辛さMaxだったことでしょう。
お大事に!!(^-^)
2017/01/30 URL 編集
No title
今はもう大丈夫なんですが、磯の岩は注意しないといけませんね。
2017/01/30 URL 編集
No title
メガネレンズも幸い見つかって、昨日眼鏡屋さんで直してもらいました。やれやれです。
幸いこの日は暖かかったのですが、結構痛いすっころびでした。懐も痛い…(^^;;
2017/01/30 URL 編集
No title
コケた時はどうなることかと思いましたが、思っていたよりも身体は丈夫だったみたいで、なんとかなりました。これも経験だと思うことにしますが、コケない方がいいですよね…気をつけます。
2017/01/30 URL 編集
No title
砂浜でよかったようですね。岩場だったら危なかった?
お大事にしてください。
レンズはご愁傷さまでした。代わりになってくれた?
2017/01/31 URL 編集
No title
なので、2台のカメラは岩の上に、腰の辺りから落下したことになります。E-PL5も持ってたのですが、一応無事なようです。すごいのは、このE-PL5、どう持ってのか覚えてないのですが、コケた瞬間が自撮りされてました。超ブレブレなんですが、恐ろしい証拠写真になってます…
2017/01/31 URL 編集