西の空 低く輝く ビーナスの

先日、土曜日は月に一度の天体望遠鏡博物館でのお手伝いをしてきました。先月と違ってお客さんはそこそこ来られたのですが、我々の興味は既にこの日設置工事があった60cmRCスライディングルーフです。まぁ、まだ据えただけで、使えるようになるのはもうしばらく後ですが…

Canon EOS80D SkyWatcher BKP250+ビクセン6mmアイピース(1/60sec x3 ISO 400)

さて、天体望遠鏡博物館は16時で閉館になるのですが、この日はその後金星撮影にチャレンジしてみました。家からだと西の空の視界はあまり良くないため、今回はここにビグレプ一号を持ち込んで、みんなと一緒に見てみようという魂胆です。ただ、日没は18時前なので、太陽が出ている間に見てみると言うことになります。スライディングルーフにある望遠鏡でも見えるはずなのですが、この日も結局導入はできずじまいでした。難しい…

さて、気を取り直して使い慣れた?自分の望遠鏡での導入です。まずはEM姫ことEM200を組み立て、ビグレプ一号を載せます。シーイングが悪いことが予想されるので、少しでも、とビグレプ1号のキャップを外し、筒内気流を落ち着かせます。金星の導入は目盛り環で行うのですが、まずは基準となる星、太陽を入れ込んで目盛り環を設定します。一時的にファインダーのキャップを外して太陽を投影し、ほぼ中心に入れ込んだところで太陽の赤緯・赤経を調べて目盛り環をその数値に合わせます。この時、プラスチックの焼けるようなほのかな香りが…まぁ、山の中の場所なので、どこかで野焼きされてる方がいるのかなぁ、ぐらいの適当な考えでいました。とんでもないことが起きているとは知らずに…


この時、天体望遠鏡博物館の他のスタッフのメンバーも駐車場に見物にやってきました。肝心の金星は雲の中で、しばらく見えそうもありません。ビグレプ一号を物珍しそうに見てましたが、そこで「うわっ、まぶしー」の声が。そう言えば、目盛り環を設定している間は筒は太陽に向いているので、筒の前からのぞき込んだら太陽が見えて…え?フタが開いてて筒は太陽を向いてる?

はっ!

…と思って接眼部を見ると、まだアイピースは付けていなかったモノの、そこは2インチのプラスチックのキャップがしてありました。そしてそのキャップの一部がドロドロと溶け始めていて、そのキャップ越しに、25cmの強烈な集光力で集められた太陽の光が透けて見えます。

や、やばい!!

どこからともなくにおってきていたプラスチックの焼ける匂いは、このキャップが太陽光の熱で溶かされて燃える直前になっていたからでした。のぞき込んだ人からは「煙がでてるよ~」との声も。

慌ててキャップを外して待避させます。同時にビグレプ一号のキャップも持ってきてかぶせました。ファインダーで太陽を導入した後は、ファインダーを間違っても覗かないように、そちらのキャップはしてたのですが、主鏡のキャップを忘れていたとは…あぶないあぶない。

とりあえず、光学系にダメージはなさそう(厳密にはあるかもしれませんが)だったので、金星捜索を再開です。ファインダーを合わせるのを忘れていたのですが、それほどずれていることも無く、割と簡単に金星を導入することができました。で、最終的に撮影出来たのが上の写真です。結局シーイングはいまひとつのままでしたが、動画でも撮影しているので、時間があればRegistaxをかけてみますね。

考えてみたら、ここまで細くなった金星を撮影出来たのは初めてかも知れません。今回ちょっとした失敗はありましたが、とにかく、やってみるもんですね。ちなみに、日没となる18時ぐらいには、ここを出発して帰路につきました。さすがにちょっと疲れたかな…。
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コメント

No title

sorayume
玄さん
凄いですね
太陽光ってほんと凄い!!

って感心してる場合じゃ無いですね~危ない危ない

でも金星✨こんな細くて綺麗なのいいですねー!!この細さ 魅力的です
今日もいいphoto ありがとぅございます!
今週もぼちぼち よろしくお願いしますー☆

No title

sorayumeさんどうも~。太陽光は、はい、危険です。いや、ちゃんと扱わない私が悪いんですが(^^;;
金星は今、地球にどんどん近づいてきていて、23日には内合になって、以後は明けの明星に移ります。早起きせねば?
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