星月夜 隠さず魅せる 10cm

4月1日、土曜日は天体望遠鏡博物館で観望会がありました。年度初めと言うこともあってか、メンバーが足りぐるしいということで、午前中から応援に行ってきました。丁度晴れそうだったので、そのまま観望会にも突入です。

で、Webを見ていて思いだしたのですが、この日はアルデバラン食がある日でした。おお!そういえばそんな日だったな!観望会は丁度良いじゃん~。って、実際観望会はそれをめあてに開催されてるんですね(^^;;

観望会前に、メンバーの間でなにやら不穏な動きが…。なんでも、今回は10cm鏡筒を並べて、見比べるぞ、ということらしい。そう言えば天体望遠鏡博物館は本来「星で望遠鏡を見比べる」というのがコンセプト。ここに来て、ついに本領発揮です。

聞いてみると、大型望遠鏡展示棟に展示しているニコンの10cmED、五藤の10cmED(最新のアレです)、ペンタのED、タカハシのフローライトと4本を比べるようです。
「これにユニトロンの10cmがあれば凄いんですけどね~」というと
「おお、その手があるな。アレも出そう」という話に。マヂすか!?


どうやら、ユニトロンは筒があるものの、赤道儀の丁度良いのが無くて見送ってたとのこと。とりあえず筒は全部で5本。全部10cm屈折です。年代共に、というわけではありませんが、長さが結構違うのが面白い構図です。皆さん並んでいる筒の写真撮りまくりでした(^^;;

ユニトロン用の赤道儀は、急遽GPDを引っ張り出してきて、コントローラーを調達、更にユニバーサルマウントにファインダーをムリヤリ取り付けて…とバタバタしてました。



で、今回見比べるターゲットはもちろんお月様&アルデバラン食。10cm屈折なので、星雲がどうこう、というよりもこうした強拡大が面白い対象を見比べた方が面白いですね。本当は惑星を見るともっと面白かったのかもしれませんが、この日は木星が上がってくるのが結構遅い時間帯でしたので、見比べることはできませんでした。写真は観望会直前、アルデバランが接近している月を確認しているところです。

一応私も全てを見比べてみたのですが、今回ちょっと間に合わなかったので、アイピースの性能や倍率を合わせることができてません。なかなか難しいですな。

個人的には一番良い感じで見えたのは五藤の10cmED。やはり最新の筒ということだからでしょうか。

次によく見えたのは、Fの小さなペンタックス100ED。ただ、これにはニコンの高性能アイピースが刺さってたので、その辺の影響もあるのかもしれませんが、色収差も無く透明度が高い印象でした。

性能という意味では、タカハシの10cmフローライトも負けてません。色収差だけで言えばおそらく随一なのかもしれませんが、いかんせん性能良すぎです。感想としては「色気が無い」いやほんと、無味無臭という感じ。それだけ性能がいいんですけどね。

ニコンの10cmEDもFが長くていい味出してました。おそらく惑星とかを見ても差はほとんど無いと思うのですが、そこまでの見比べはできてません…

最後に気になったのがユニトロンの10cm。いや実際これもよく見えます。さすがです。ただ、アイピースのせいもあるかもしれませんが、周辺画像はさすがに厳しい気配でした。中心部の解像度は十分あるので、そうした性能なのかもしれません。これだけアクロマートのはずなので、それだけ十分作り込まれている、とも考えられます。

さて、自分は観望会用鏡筒、リチャード君(GS200RC)をEM姫に載せて参戦です。観望主体で行くつもりでしたが、直前に声をかけられて、「撮影班よろしく~」と、アルデバランの食撮影を主体で行くことになりました。といっても恒星食なので、接近してきたとrころと、出てきてすぐを撮影して、そこだけ押さえておくというレベルです。残りの時間はカメラを外して、お月様の強拡大をみてもらいました。時間的にはギリギリだったのですが、皆さんの帰り際に木星も見てもらうことができました。丁度衛星の食も起こっていて、途中で木星の衛星が3個=>4個と増えるところも見えました。

Canon EOS80D KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 1/500sec ISO 800)トリミング
タカハシ EM200赤道儀ノータッチガイド IrfanViewで調整

写真はリチャード君+x0.8レデューサー+EOS80Dで撮影した出現直後のアルデバラン。1等星とは言え月と比較するとちっこいので、トリミングして載せてます。

食の瞬間はカメラの液晶モニターを見ながら、という状態でしたが、Y氏の「おっ、消えた」とか、「おお、出てきた~」とか言われるセリフを聞いてようやく「え?どこどこ?」という確認をしている状態でした。特に出現は場所を把握できてなかったので見定めるのにしばらくかかりました(^^;

ということで観望会は盛況の内に終了。と、とたんに雲が広がりはじめました。まぁ、お告げ(GPV)の通りかな、という感じでしたが、実はここからが本番になるとは、思ってもいませんでした。

…つづく…



そうそう、4月1日、エイプリルフールでしたが、スッキリ忘れていました。ちょっと前までは覚えていて、今年はどうしよう…と思ってたのですが…。UTOさんのブログを見て思い出しましたが、既にまにあわず…また来年~

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コメント

No title

sorayume
玄さん
おはょーございます♪
なんと楽しそうな✨

アルデバラン?って何っておもいましたが!すごぃ!!
綺麗に✨ありがとぅございます!

玄さん 今日も佳い1日をー

No title

sorayumeさんどうも~。いやー、寝不足のまま参加した観望会だったので体力的には厳しかったんですが、楽しいのなんの(^^;。充実した一日でした。

アルデバラン、と言っても一般の方はピンとこないかもしれませんね。おうし座の一等星で、明るい星です。今年はこうした明るい星を月が隠す現象がいろいろ見られます。
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