土曜日にチロルで撮影した銀河の続きです。この日はあまり時間も無かったというのもあるのですが、第一の目的は新しい赤道儀、iOptronのCEM25ECがきちんと使えるのかどうかテストという状態でした。
FUJIFILM X-T1 KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 180sec x4 ISO 6400)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイドYIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
結果としてバランスをシビアにしないと使えないということが分かったのですが、逆に言えば、バランスさえしっかり合わせ込むことができれば、強力な武器になり得るということです。とりあえずM3でその辺を確認できたので、それではせっかく来たのだから銀河でも狙って、と撮影してみたのが上のM101です。これは月初に天体望遠鏡博物館でも同等の撮影をしているのですが(今見ると南北の向きが少しアヤシイかも…)、今回は空の状態が少し良いのと、3分露出をかけることができたので、ちょっぴりいい感じで仕上がっています。本来はもうちょっとしっかり露出をかけて、淡い所まで描写したいところですが、もうちょっとバランスなどの手法を合わせ込んでから再チャレンジしたいと思います。
Canon PowerShotS120 CanonZoom 5.2-26.0mmF1.8-5.7(5.2mm F1.8 30sec ISO 3200)トリミング
ちなみに撮影状況はこんな感じ。バランスウェイトの内、標準で付属していたのは右端の黒いもの一つだけです。ただ、CEM25ECのウェイトシャフトはビクセンと同じ太さなので、ご覧の通りビクセンのバランスウェイトを流用することができます。ビクセンのはAmazonでも格安で販売されているので重宝してます。後は筒側のバランスをもう少し調整しなければいかんかな~。ファインダーが重いのでそこを何とかしなくては…
このiOptron CEM25EC、実力を発揮させてやるにはもうちょっと使い込んで色々調整してやらなければなりませんが、なんとか、使えそうな気配は見えてきました。まだまだ普及している赤道儀とは言えませんので、少しでも情報発信できればと思います。
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コメント
No title
おはょーございます!
ほんと気綺麗ですね✨
機材 重そう
撮影の様子 毎回載せてもらって拝見してますが
その背景に写る星も綺麗です
素敵なphotoありがとぅございます✨
今日も佳い日をお過ごしくださいね☆
2017/04/26 URL 編集
No title
ノータッチで1300mmの3分というのは私には信じられない技です!
極軸合わせはどのように行っているのでしょう?
是非教えて頂きたいですm(__)m
2017/04/26 URL 編集
No title
もうちょっと撮影してるのもありますので、また出しますね~。
2017/04/26 URL 編集
No title
今回のCEM25ECはエンコーダー内蔵なので、ピリオディックモーションを自分で補正してくれるというスグレモノ…のはずです。
極軸は内蔵の極軸望遠鏡で普通に合わせているだけです。これでも多分5~6分は行けるかも。
まぁ、北極付近はガイドがずれにくいという点もありますので、何とも言えない点もあります。
先日もちょっと出したM106なんかは4分露出してたりします。処理できましたのでまた出しますね~。
2017/04/26 URL 編集
No title
良かった良かった。
それにしても、動き始めるまでに時間と労力のかかるメーカー(笑)ですよねえ。
2017/04/27 URL 編集
No title
ポテンシャルはありそうなので、色々チャレンジしがいがある赤道儀ですね。
2017/04/28 URL 編集
No title
2017/04/28 URL 編集
No title
重量バランスさえムリしなければ、このCEM25ECでも、2000mmクラスがノータッチガイドできるハズなんですよね。GS200RCは直焦点が1600mmありますんで、どこかで一度ぐらいはチャレンジしてみようかと思います。
2017/04/28 URL 編集