4分の 永きにわたる 春を込め (iOptron CEM25EC M106銀河)

先週の土曜日、チロルで撮影してきたものの一つです。この日は基本テストのつもりでしたが、思っていたよりもしっかり撮れそうな気配でしたので、がんばってM106を撮影してみました。

FUJIFILM X-T1 KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 240sec x4 ISO 6400)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイドYIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

もともと北天に近いこの辺の銀河は長時間撮影しやすい場所なのですが、さすがに4分とかはムリがありました。でも、エンコーダー付きのこのCEM25ECなら狙えるハズ、と、がんばってみました。実際、このカットについては結構いい仕事してくれています。やはりバランスが大事で、全体的にバランスの取りやすい位置に来ると、急に精度が上がります。まぁ、前もってしっかりバランスを取ってやる必要がある、と言うことですね。

写真の1枚モノは前回載せてあるのですが、今回は4枚を加工して強調処理してます。M106の周辺部がここまでしっかり描写できたのは、自分としては一番のデキかもしれません。もうちょっとノイズを除去してやる必要があるので、枚数を稼げればもっと行けるかも。ISOもう一段上げてみるかな…


Canon PowerShotS120 CanonZoom 5.2-26.0mmF1.8-5.7(5.2mm F1.8 30sec ISO 3200)

旧チロルの森付近の空き地で撮影しているのですが、いかんせん国道のトンネルがすぐ側で、そこのナトリウムランプが強烈に照らしてくれています。なので、車を必ず影にしているのですが、筒が長いと車からはみ出してしまうんですね。やはりフードは必須です。このCEM25ECだと、赤道儀自体が小さく、筒を載せる位置も低くなるのでその点では有利です。

さて、使えるようになってきたCEM25EC、こいつも名前を付けてやらなければなりません(いや、ムリに付ける必要は無いのだが…)。少し悩みましたが、コンパクトな本体は、やはりカワイイ名前にしなければ、と言うことで、「マル子」に決定です。何故マル子なのかは…

CEM25EC。特徴なのは「EC」このECは、エンコーダーのEC。
エンコーダーを漢字にすると、円子。この辺から既にムリヤリなのだが、そんなもんです。
円子を訓読みすれば、マル子、となります。

マル子、今夜も出撃するからそのつもりで~。

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コメント

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sorayume
玄さんー

こんばんゎ!
めっちゃ綺麗✨素敵なphotoありがとうございます✨

癒されるゎー♪

まる子いい名前がつきましたね!なんだか愛嬌のある子をイメージしちゃいます

今夜も素敵なのを是非よろしくお願いします☆お気をつけて!

No title

sorayumeさんどうも~。癒やされていただきましたでしょうか。まだまだ春の空なんで、いまひとつ賑やかさに欠けますが、これからは夏の天の川が出始めますので、もっと癒やされやすい空になります。昨夜はたっぷり星浴してきました(^^;

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UTO
M106、よく写ってますね!れでゅーさのせいでしょうが、ちょっと中央集光が出てるようなので、フラットも撮った方がよいかもしれません。
まる子・・マルコポーロの星方見聞録・・・絶対違う(爆)
中の人は、TARAKO?これも違いそうだなぁ~

No title

UTOさんどうも~。今回のM106はX-T1との組み合わせで、自分としてはこれでほぼ完成形のシステムになりそうです。後は、調整と画像処理…
やはり気づかれましたが、中央集光は結構やっかいだったりします。というか、ちゃんとフラット処理をするべきなんですよね。天文の専用ソフトはフリーのYIMGしか使っていないので、この辺のフラットをどうやるか、まだ悩み中だったりします。がんばってみます~
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