1月31日の皆既月食ですが、それらしい写真を重ねてみました。北を上になるような感じで並べていますので、実際に見上げた月とは少し違うイメージですが、月食が終わる頃、南中していた時間帯の角度になるかと思います。
Canon EOS80D BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 ISO 400 1/2000~4sec)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド PaintShopProで合成
地球の影が見えるイメージで月の欠け際をある程度うまく合わせて合成しています。真ん中の3つが皆既中の月で、紅く染まっています。今回の皆既はそこそこ深くて、かつ明るい月食だったので、食の一番深いときは本当に真っ赤な月になってくれました。
月は右側から左側に向かって動いています。地球の影を通過した後の月が白くほんわかしているのは、雲が来て雲越しの撮影になってしまったからなんですね。それでも、こんな風に月食の全行程をほぼ見ることができたのは、2011年12月10日に宮崎の海岸で撮影して以降です。この時も合成写真にチャレンジしてます。かれこれ6年ぶりですね。なかなかすっきり見られるチャンスはないものですねー。
しかし、今回も合成するのには苦労しました。途中極軸変えてしまったり、反転が起きたりで月の角度が一定になっていません。そこを合わせたところで、星ナビ等にある月食の地球の影のある図と大きさを合わせて、月の模様から動いていく向きを合わせて…とするのですが、どうやらこの月の模様と動く向きが資料によってまちまち。つまり本物と合致していないんですね。それに気がついたのがだいぶ修正をした後でした。結局、影の大きさだけを参考にして、月が動いていく向きは月の欠け具合を元に自分で調整しました。始めからそうしておけば良かった…。
※ 2/15 少しだけ修正版としました。後半の月の数を増やしてます。
今回は月食の前半で特に良く晴れたので、地球の影の部分の蒼い帯、ターコイズフリンジを撮影することができました。皆既の状態になった写真では目立たないのですが、大きく欠けている時に露出をかけて影の部分を写し、彩度を上げてみると分かるようになってきました。欠け際がほんのり蒼く、それが帯になっているのが分かるでしょうか。
Canon EOS80D BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 ISO 400 1/5sec)
平日の月食でしたので、結局一人だけで観察&撮影していたのですが、次回の月食、7月28日は土曜日なんですね。明け方なんで、これまた一緒に観察してくれる人は少なそうですが、できれば多くの人でワイワイやりたいものです。
ガーネットスター号(Fit SHATTLE HYBRID)とマル子と光圀(BORG107FL)
LUMIX TX1 DC VARIO-ELMARIT 9.1-91mmF2.8-5.9(9.1mm F2.8 5sec ISO 1600)
今回、カメラはEOS80Dを使いました。色あいだけを考えるとX-T1を出したいところですし、月のクローズアップ、ということを考えるとマイクロフォーサーズのE-M5IIが候補なのですが、いかんせん3時間以上の長丁場です。バッテリーがヘタることなくしっかり持ってくれる、というのを考えると、この一眼レフのEOS80Dが一番信頼がおけるんですね。実際、ライブビューを多用したにもかかわらず、最後まで電池は全然問題無く、一メモリ減っただけでした。ライブビューが基本のE-M5IIを使ってれば、おそらく1~2回はバッテリー交換が必要だったでしょう。月食の真っ赤な月も意外としっかり写ってくれたので、今回のカメラセレクトは正解だったと思います。
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コメント
No title
さすが!
待ってました
ほんと素敵な月✨ありがとぅございます!
次回は7月 あったかい時期なのでまた撮りやすいかと思いきや
沈む時間なんですね。。
どうしましょう?
玄さんほんと嬉しいphotoありがとぅございます!!
来週もよろしくお願いします☆
2018/02/04 URL 編集
No title
地球の影の写真はひさびさにやりました。次やるときは、また忘れてるんだろうなー(^^;
2018/02/05 URL 編集