AXJ赤道儀を導入したものの、晴れずに試運転ができなくてもんもんとしていました。土曜日の夜はお告げ(GPV)上は薄雲がずっとかかる話だったのであきらめてたのですが、夜半前から思っていた寄りも晴れてきたので、月夜を押して宅撮りをチャレンジしてみました。
HUAWEI Novalite2 F2.2 1.0sec ISO2500
先日の極軸を合わせただけで終わってしまったのと違い、そこそこ晴れていたので極軸のしっかりした?セッティングからです。ただ、やはり北極星以外の2つの星はよく分かりません。月夜の都市部という悪条件ではありますが、それでも暗視野照明を消して「やぶにらみ」を効かせて、かろうじて「これかも?」というのが分かる程度です。自分は眼鏡をかけているということもあり、広くなったという周辺視野も、斜めにのぞき込まないと見えません。やっぱり使いにくい…。
本当にこれで極軸はあってるのか?という状況の下、とにかく撮影してみました。最初のターゲットはM65,66でしたが、こちらは薄雲がかかっている上に強風にあおられて撮影結果がピコピコ跳ねている状況。とりあえずこれは無かったことにして、今が撮りどきの岩本彗星に向けてみました。
明るくなっているとは言え、月夜の薄雲広がる都市部では相当な難物です。赤緯・赤経を入力して自動導入。こうして考えると都市部では自動導入が無いと相当に厳しいですな。AXJのしっかりした精度と「んぎゃー」の無い安心できる運用で、すんなり導入…。とは言えず、一応視野に入ったものの、明るい星が全然無かったので、真ん中付近に導入するのに少々苦労しました。
FUJI X-T1 KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 60secx5 ISO 3200)LPS-D2
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
結構動きが速いということで、1分露出を何枚かだけやっておきました。やっぱり風が相当に強いので、撮影結果はあまり安定しません。IDASのLPS-D2フィルターもこうなるとヘタに付けていて色ムラができるより、外してしまった方が良かったかも知れません。この辺はどうやって運用するか課題の残るところです。
ほんのり尾が出ているような気もしますが、気のせいかな?それよりも色むらとか、周辺減光とかが補正し切れて無くてボロボロでした。月夜の撮影は色んな意味でテスト程度にしておいた方がよさそうです。
AXJ赤道儀は、その重さと運搬しにくさをなんとかすれば、やっぱり安定の動きを見せてくれます。星本10も使いやすいので、全体的に運用しやすいように]色々工夫をしていきたいところです。
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コメント
No title
なかなか、最初からは上手くいかないようですね。(^^;
彗星、動きが速いようですね。(*_*)
2019/02/19 URL 編集
No title
AXJでのファーストライトとなりましたが、風も強くてちょいと微妙でした。それにしてもこの彗星は動きが速くて大変です。もう少し、月が小さくなってからの撮影がいいかなー。
2019/02/19 URL 編集