夕日を撮影する前に、浮かんでいる船を少し見てみようと思ってレンズを向けたものです。この時期は大気が冷え込んで寒くなっていて、それに対して海面付近があたたかいので温度差で蜃気楼が見えることがあるそうです。まぁ、陽炎のちょっと強力版みたいなイメージでしょうか。こうして見てみると、確かに船の下の方はややいびつな形に見えますし、遠方の島はことごとく浮いて見えます。いわゆる「浮島」です。本当は遠くに見える瀬戸の島はかなり薄くて全然目立たないので、思いっきりコントラストを上げてなんとか見えるようにしてあります。おかげで波はなんだか違うモノのようになってしまいました。空にちらばっているゴミみたいなのは、カモメが飛んでいるのが写っているようです。撮影しているときは気にならなかったのですが、丁度この向きに群がいたようで、この他のコマにも結構な数が写っていました。
水平線がある構図だと少し傾くと目立つので、何度も失敗して最近はさすがにこういった構図だと画面の水平を気にして撮影するようになりました。ただ、ファインダーに水平になる基準がそんなにないので、水平線の位置は今の写真の位置ぐらいになってしまうことが非常に多くなります。これ、AFゾーン表示の下端部分が丁度水平線にかかるんですよね。この辺だと水平を取りやすくなります。本当はもう少しカメラを上に振った方が安定するとは思うのですが、今度は水平が取りづらくなったりします。
OLYMPUS E-330 ZD40-150mmF4.0-5.6(150mm F5.6 1/125sec ISO 100)
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