明るさに 銀河を望む 無謀かな

GWの終盤、ようやく晴れた4日の夜の宅撮りだったんですが、少し前の2日に撮影した時は、リチャード君(GS200RC)+LPS-D2での撮影でした。んが、やはりノーマルカメラだとLPS-D2での撮影は少々無理があるようで、どうしてもホワイトバランスがうまく行かなかったり、さして効果が得られないような感じでした。なので、今回はビグレプ1号(BKP250)の巨砲で、フィルター無しで撮影してみました。透明度もそこそこ良かったので、思ってたよりも良い結果が得られました。
5月4日宅撮り機材
LUMIX TX1 DC VARIO-ELMARIT 9.1-91mmF2.8-5.9(9.1mm F2.8 2sec ISO 3200)手持ち

北極星が見えるかどうかという光害地としては、本当はもっと色々対策を取るべきなんだと思いますが、今回はかろうじてフードを作ってみました(もっと早くやれよ(^^;)
まだもうすこししっかりしたものにしたいところですが、とにかくてきとーにやることが多いので、今回もてきとーフードです。養生用のプラダンがすっごく安かったので(白くて、5つ折りで、90cm×40cm×5で300円ぐらい)これでいいじゃーん、と、さくっと購入。内側はその昔買ったモールド紙(黒いベルベット調の紙)を貼り付けて、後は丸めてマジックテープで固定できるようにしただけです。それでも効果はありそう。

ただ、今回ビグレプ1号を使ってみてはっきりしたのですが、ブレた画像が量産されました。風は無かったし、赤道儀の固定もしっかり行っていたので、どうやら原因はシャッターブレのようです。X-T1はミラーレスなのですが、シャッター音が結構大きいんですよね。しかも、EOSとかOLYMPUSのEシリーズの様に、電子先膜の機能が(バルブでは)ありません。正直ちょっと困ってたりします。昔ながらの筒先ウチワシャッターをすれば良いのですが、そこまでの根気は無いなぁ。どないしょー。みなさんどうやってるんでしょ。

で、今回の成果、銀河編です。
まずはM106。こいつは先日のチロルで撮影できなかった北斗七星付近の銀河の一つだったので、今回行けるか?と思ってチャレンジしてみました。やっぱり無謀でしたが、それでも中心分の少し複雑そうな構造が見え始めているので、なかなか面白い対象ではあります。ずっと右下の方に、良く一緒に撮影されるエッジオン銀河も見えてます。こうして色んな銀河が視野に一杯は行ってくるのは春の銀河撮影ならではで面白くもあります。

M106銀河宅撮り
FUJIFILM X-T1 SkyWatcher BKP250+パラコア1(1150mm F4.6 60sec x4 ISO 3200)トリミング
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

続いては、再チャレンジのNGC4565です。前回結構良く写る事がわかっていたので、フィルター無しでのチャレンジです。まぁ、似たような条件で同じ対象なので、見栄えが多少良くなったかも、というレベルですね(^^;。でも、やっぱりフィルター無しの方がホワイトバランスも含めて良く写っている気がします。25cmの威力もあるとは思いますが…

NGC4565エッジオン銀河 BKP250宅撮り
FUJIFILM X-T1 SkyWatcher BKP250+パラコア1(1150mm F4.6 60sec x4 ISO 3200)トリミング
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整


おまけ
白鳥座のくちばし、アルビレオを直焦点でカシャッと撮影してみました。こうして見てもブレてるのが分かったりします。とりあえず色が綺麗なのがわかるかなー。
アルビレオ


このほかにも、夜半に登ってくる夏の散光星雲を撮影してみました。やっぱり25cmは良く写るぞー、というのが分かりましたので、また処理できたら載せますね。
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