都心でも オメガの名前か 白鳥か
実はGWに、みぞかさんを入院させる前に宅撮りで撮影してました。対象は明け方に登ってくるようになったオメガ星雲ことM17です。筒はビグレプ1号(BKP250)。このときからビグレプ1号にフードを付けていたからか、思ってたよりもいい写りを得ることができたみたいです。それでも1分露出するだけでもう飽和に近くなるので、これ以上のコントラストと淡い部分の表現は期待できません。後は赤外改造とフィルターワークが必要になるかな…。

FUJIFILM X-T1 SkyWatcher BKP250+パラコア1(1150mm F4.6 60sec x4 ISO 3200)
Vixen AXJ+EC赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
で、宅撮りとの比較、ということでヤビツでも撮影してみました。ただ、こちらは円子+リチャード君(GS200RC)です。さすがに都心(というか、市街地)の宅撮りと比べると、コントラストが行けてるのと、淡い部分ももう少し見えてます。F値の関係もありますが、もう少し露出も伸ばせそうです。ただ、この時は薄明がどんどん進んできてたのでこの辺が限界でした。

FUJIFILM X-T1 KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 60sec x6 ISO 6400)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
このレデューサーとの組み合わせは、こうやって比べると顕著ですが、なーんか星がボテッとしてます。短時間でのテスト露光ではもう少しマシな感じなので、微妙に迷光があるのか、光学的にソフトフォーカスみたいになっているのかどちらかだと思います。もうちょっとシャープに撮影したいところですが、そのためにはやっぱり専用のコマコレレデューサーにしなければダメなの…かもしれません。まぁ、元々この筒は眼視用という名目で買ってるのと、ビグレプ1号が運用再開できてるので、あまり出番は無くなる予定なので、当面はこのままで行きます(^^;
さて、先日のラグーン星雲でも話をしましたが、このM17、「オメガ(Ω)星雲」と言われてます。その形から名前が付いたという話ですが、こうやって撮影結果を見ても、なかなかオメガには見えません。名前の付いている星雲は、眼視で見てその形に見えるものと、写真でかなり淡い部分まで撮影してその名前がついているものとあるようなのですが、どちらかというと写真での名前が付いているものが多いと思ってました(バラ星雲なんか、眼視だとまず見えない…)。このM17も、白鳥の首の部分がオメガの上に当たるのか、あるいは羽の後ろ(淡い部分まで写せると、その辺りがオメガに見えなくも無い)部分がオメガの上の部分に当たるのか、全然わからないままでした。でも、どうやら眼視での結果みたいです。なので、首の部分がオメガの上に当たるらしいのですが、それだとオメガの右半分しか見えてないハズなんですよね。この星雲も、前にも書きましたが、やっぱり白鳥星雲な気がします。同じ名前でも星座と星雲のある場所が違うのは、まぁ、良くある話なのでそれでいいじゃないですか(^^;;
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コメント
ISO3200で1分なら、ISO800まで落とせば、4分まで伸ばせます。
いちおう、自分も自宅でデジカメで撮るときは使う光学系にもよりますが、ISO200(最低感度)ないし、ISO400にしています。彗星だと、2分で撮りたいので、ISO800ないしISO1600使いますが・・
2019/05/31 URL 編集
Re: タイトルなし
ガイドずれの心配が無くなってきたので、次の宅撮りは少し露出を伸ばしてみますね。
2019/05/31 URL 編集