9月6日の金曜日、久々に晴れそうな休日前だったので、翌日も予定があったのですが、がんばって遠征してみました。

Canon EOS80D SIGMA 10-20mmF4.0-5.6EXDC(10mm F4.0 30sec ISO 6400)
場所は今回3回目の毘沙門です。前回夜露で苦労したのですが、今回も対応が間に合わず、とりあえずそのまま決行しました。時間的にも短かったからか、望遠鏡側は夜露による影響は無し。但し、星野のレンズは一撃で撃沈でした。せめてホッカイロぐらいスタンバイしとくべきでしたね。
合計4対象ほど撮影したのですが、最後に狙ったのがヒットマンアサシン彗星(C/2018 N2)と、幕の内戸さん(260p)のランデブーです。
この両彗星の接近に関しては
寺尾さんのブログ「宇宙散歩」にて紹介されていたので、おおっ!?と思って位置を天ガ確認し、どうやら本当に大接近するらしいということで撮影候補に入れておきました。
子午線を超えるのを見計らって、M31のモザイク用の撮影をした後、おそらく明るいであろう幕の内、いやマクノート彗星(260P)に赤緯赤経を合わせて導入してみました。30秒露出してみると、確かに彗星状のものが見えます。ここからどの方向にずらせば…と画像を見ていると、なにやら他に彗星状のものが見えます。

FUJIFILM X-T1 SkyWatcher BKP250+パラコア1(1150mm F4.6 120sec x8 ISO 6400)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
これか?と最初思ったのは、この辺にいっぱいある暗い銀河の一つでした。もっと広く見てみると…
ありました!やっぱり同じ視野にうっすら尾を引くヒットマン(アサシン彗星 C/2018 N2)さんが写っています。一発でたまたま同じ視野に入ったのはラッキーでした。 ちなみに、左上のがヒットマン、右下のが幕の内さんです。
彗星がどちらも淡いのと、移動が速そうだったのでISO6400の2分で速射です。ガイド的には全部使えるレベルだったのですが、何故か2枚ほどは極端に露出不足になっていて処理に悩みました。移動をキャンセルするため、YIMGの移動モードでスタックしています。
いずれにせよ、1000mmオーバー、換算1700mmもの長焦点で二つの尾を引く彗星が同一視屋に入ったのは初めてです。ノイジーなのはしょうがないのですが、いいタイミングで撮ることができました。
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