ファーストライト 明るい空に カニの雲 (オライオン30cm M1かに星雲)

台風20号が過ぎた22日、昼間は天気が悪かったのですが、夜になってかろうじて晴れはじめました。これを逃すとしばらく晴れそうになかったので、少々遅かったのですが、光軸を合わせた(でもやっぱり少しずれてた)TMT、30cmオライオンカーボンを引っ張り出してなんとか宅撮りで撮影してみました。厳密に言えばファーストライトではありませんが、まぁ、実質ファーストライトみたいなもんです(いーかげん)

30cmによるかに星雲2019年10月22日
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD 300mm+パラコア1(1380mm F4.9 60sec x8 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

狙ってみたのはM1、かに星雲です。冬の星座が上がり始めているので色々狙い所はあるのですが、3等星が見えるかどうかのこの空では、あまり淡いのを狙ってもムリがあるでしょうから、惑星状星雲を狙ったわけです。とは言え、考えてみたらM1は惑星状星雲の中でも超新星爆発のヤツなので、結構淡くて難物なんですよね。よく考えてみたらムリがあったかなぁ。

まだバーチノフマスクを作成していないのでピントがどうしてもしっくりこない(振動が結構あるので追い込みにくい)ので、なーんとなく星像がぴしっとしないのですが、なんとか写し取ることができました。思ってたよりもかに星雲独特の形が出ているような気がします。30cm(実質28cm)の底力が発揮されつつあるのでしょうか。周辺減光も結構ありますが、まずはPSPでごまかしてます。どこかでしっかりしたフラットを作っておかねば…光軸をしっかりさせておかないと…

宅撮りちうおらいおん2019年10月22日
LUMIX TX1 DC VARIO-ELMARIT 9.1-91mmF2.8-5.9(9.1mm F2.8 3.2sec ISO 3200)

筒の設置については、左脇にかかえて、北東側からアプローチすれば、アリガタ部を見ながら落ち着いて設置ができることが分かりましたので、腰を痛めたりしてなければなんとかなりそうです。

前後のキャップや、フードはまにあわせながら(でも多分ずっと使う…)作成し、ウェイトについてもバーベル用のを合計5kg組み合わせてなんとかなっています。ここまで運用可能になったので、今週末の小海星と自然のフェスタに弾丸参加してこようかと考えてます。行けるのは土日だけなんですけどね。多分、天体望遠鏡博物館のブースの当たりをウロウロしていると思いますので、もし見かけたら(って分かりませんよね)声かけてみてくださいー。
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