公園で、狙う銀河の 淡さかな (M51 子持ち星雲)

土曜日の夜は天気が悪いままだと思ってたのですが、宵のうちは思っていたよりもずいぶんといい天気になりました。色々あって宅撮りはできないのですが、この天気は微妙です。このまま寝てしまうのもしゃくだったので、リチャード君とまる子さんを持って(…相当に重い…)近所の公園に出撃してみました。既に夜半。誰もいない公園ですが、街灯だけはしっかり点灯しています。グランドの隅っこの方、街灯から遠い側に陣取って撮影してみました。

公園撮影状況 nova lite2 露出2秒
nova lite2 露出2秒。手持ち(^^;

3等星が見えるかな、と言うレベルの光害地ですので、あまり期待はしていませんが、それなりにチャレンジはしたいと思ってました。ただ、今回失敗したのはフードの固定用の輪ゴムを無くしてたのと、極望用の電源ケーブルを忘れてました。ううう。極軸は一応そこそこ合わせたのですが、明視野にするために片手が不自由になり、追い込みはできませんでした。それでもまぁ、2分露出でそれっぽい形にはなってます(徐々にずれてるので、ちょっとだけ星が伸びてます)。これだけの機材を持ち運びするのも大変なので、台車含めてちょっと考えてみるかな…。

M51 2020年2月2日 スタックのみ
FUJIFILM X-T1 KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 120sec ISO 1600)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド 

さて、結果です。春の銀河シーズンでしたが、あまり暗いのはハードルが高いので、この時期比較的明るいM51を狙ってみました。ISOを1600に押さえて、2分露出で12枚ほどをスタックします。本当なら更に20枚ぐらい合わせるのがいいのでしょうが、とりあえずどこまでできるか、雰囲気を見るためのものなのでここまでです。フラットは必須なんですが、今回は間に合わなかったので周辺減光修正用の疑似フラットです。

撮って出し、というか12枚スタックしただけだと、上の写真の感じです。もう、写ってるのかな?というレベル。

M51 2020年2月2日 GS200RC+レデューサー 2分×12枚
撮影データは上記と同じ。YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

でも、強調処理をすると、一応情報としてはここまで持っているようです。フラット処理をしていないのでムラムラしまくりですが、この辺、フラットをしっかり処理できれば、この明るさの星雲であればそこそこ写ってくれそうな気がします。公園撮影、都心部ではHIROPONさんとかが行われてますが、なんか楽しいかも知れません(^^;。ただ、今回は最後曇ってきたのと、寒くなってきました。夏場だと、蚊に苦労しそうです。そう簡単では無いかな…。


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