星団も 並べて流せば 特徴が (M47,M48,M50,M93)


2月23日の夜に遠征して撮影した主なものは銀河でしたが、冬の星雲たちから春の銀河になる間には、少しマイナーながら散開星団が結構あります。ギガントでメシエを一通り撮影したいと思っていますので、春の銀河が南中を過ぎるまで、とりあえずできるものから押さえていくことにしました。

いっかくじゅう座 散開星団 M50
M50散開星団 いっかくじゅう座 2020年2月
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+パラコア1(1380mm F4.9 60sec x7 ISO 800)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

まずはおおいぬ座の頭の下、M41の反対側にあたるM50を狙ってみます。このM50、おおいぬ座の頭の上。いっかくじゅう座の散開星団。天の川の中にあるので微光星が多いはず…なんですが?。あまり写っている様子がありません。撮影時にはあまり気合いも入っていなかった、ということもあって、まぁこんなもんだろうと思ってました。が、実は「やらかし」てたんですね(^^;

この直前、M42を撮影してました。風の影響はまぁあったのですが、ISOを1600と少し落としてまぁ、そこそこの画像が得られてました。この後は銀河も撮影するつもりでしたので、ISOを元の3200に戻した…つもりだったんですね。X-T1のISO変更は専用のISOダイヤルで行うのですが、普段はあまりいじらないので、暗闇でその向きを間違えて、上げるつもりが下げていた、という訳です(^^;;

結果として、実は星の色が飛びにくくなったのかも知れませんが、どっちみち星の色を綺麗には再現できていないので微光星の写りが今ひとつになっただけかも知れません。この辺は、今後色々試してみたいとは思います。

さて、このM50、特徴としては…なんかあまりありませんね。星の並びも結構ランダムで自分はまだこの星団の特徴を見いだせていません。もうちょっと勉強がいるかな…

続いてはとも座の「南の二重星団」ことM46,M47の右側、「粗い」方、M47です。

M47 散開星団 とも座 2020年2月
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+パラコア1(1380mm F4.9 60sec x7 ISO 800)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

こちらはM50に比べると明るい星が多くて、スパイダーの線も見えてなかなかハデな感じがしていいかと思います。このカットに限りませんが、星の形が微妙にいびつなのは、風のせいです。少し風の影響が少ないエリアに移動してがんばってはいたのですが、まだまだ風が強くて、完全にブレてないカットはほぼ無い状態でした。とりあえず、撮影した、という証拠写真です(^^;この日の撮影はこんなんばっかりですが、それでも年末年始でむっちゃ風が強かったときに比べればまだまだ見える方です…。

二重星団のもうかたわれ、M46は惑星状星雲が重なってたり、微光星が綺麗だったりして面白いのでよく撮影するのですが、このM47はそこまで面白いものが無いので撮影機会は意外とありません。でも、形を見てみると、真ん中辺りの明るい星二つを目にみて、真ん中やや下の7つほど弧を描いている星の並びを口に見立てると、ニコちゃんっぽく見えます。おお、面白いじゃん、と思ってよーく見てみると、口に見立てた弧を描いた星の並びの右側に、同じように弧を描いた星の並びが見えます。え?なんだこれ。同じ構図を少し露出を下げてもう一回ずらして撮ったみたいな…(^^;
なんにせよ、少し星の並びが面白い星団みたいです。あなたは何に見えますか-?

続いてはM48。うみへび座の散開星団で、アルファルドよりだいぶ西側…となると、どちらかというといっかくじゅう座の東側と行った方がいいかも。結構マイナーな散開星団のイメージです。

M48 散開星団 うみへび座 2020年2月
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+パラコア1(1380mm F4.9 60sec x6 ISO 800)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

これまた星があまり無くて、特徴の少ない星団に見えます。風がかなり影響しているのでしょうか。全部の星が二重星みたいに見えますが、多分ブレで余分な星ができてしまっています。こいつはダメかな…(^^;;
形としては、繋ぎ方によっては何にでもできそうな気がしますが、自分としては中心分の一番密集している辺りに目を向けてみました。星の並びがカモメというか、「人」という文字をさかさまにしたというか…。そんな感じに見えます。この辺の形を目安に南北を決めたり星団の種類を当てられるようになれば…と思います。球状星団の区別も難しいのですが、散開星団って見せられても当てるの難しいですよね。M6,7とか、M35とかはまだ少し特徴があるから分かりやすいんですけどねぇ。M44とかでも縮尺が変えられてたら、多分区別できないっす(^^;;

さて散開星団の最後は、M93、とも座の散開星団です。これはM46,M47をずっと下げた辺りで、どちらかというと、おおいぬ座のお尻の左側の辺りになります。メシエの中では比較的南の方にある星団だと思います。

M93 散開星団 とも座 2020年2月
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+パラコア1(1380mm F4.9 60sec x6 ISO 800)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

これまた特徴の無い…散開星団ですね。右下の赤い星二つが少し明るいけど、それ以外では、中央やや上の4つほどが並んでいる事以外は、これと言って何か特徴は…でも、そこそこ密集しているので、もう少し想像力を働かせてみれば、何か見えてきそうな気がします。馬車にも見えますし、ペガサスにも見えますし、大王ヤンマかも…。
何に見えるかは、言ったもん勝ちだとは思いますよね。この形に見える!と広めてしまえば、それが結構定着したりします。ET星団(NGC457)なんてのは最たるものかも知れません。誰が言い出しっぺかは知りませんが(^^;。コートハンガーとか37星団なんかは、誰が見てもそんな風に見えるので、結構古いみたいですけどね。

毘沙門2020年2月その3

さて、冬の散開星団めぐりはここまで。写りの状況から見て、リベンジ必須ですな(^^;。この後は明け方近くまで風と戦いつつ(と言ってもほぼ対策はできないのですが)銀河巡りを楽しみました。撮影して紹介できていない銀河は後3つのみ。また後日出しますね-。


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