霞む夜に メシエの星を 最初から(M1,M101)



3連休の伊豆での撮影では、2月に続いてほぼ一晩中撮影ができました。ギガントの光学系はまだまだ調整が必要ですが、あまり言ってても撮れないので、とにかく撮影です。

今年は久々にメシエジョギングをやるつもりで進めています。今回は2月の続きになりますが、まぁ、正直見えるものをてきとーに(^^;撮り進めています。何年かかるかはわかりませんが、「30cmで撮るメシエ」で、全部を網羅できればな、と考えてます。M24とかM45とかは、普通に撮ったら入りきらないのでどないしょー、ですが(^^;

ということで、今回はM1とM101を処理してみました。M1はギガント導入時にも撮影しているのですが、今回暗い空であらためてしっかり撮影してみまし…た…。?

M1 かに星雲
M1 2020年3月@伊豆
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.3 120sec x6 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

…改めて導入時の撮影結果を見てみると、当時の方が写りがいいような気が…いや、確実に良く写っていますね。淡い部分はとにかく、解像度がまるで違う気がします。まぁ、今回M1を撮影した時は宵のうちで、まだ風の影響が結構あったんですね。12枚撮影したのですが、かなり甘く見ても使えたのは6枚。しかも、それを処理してもこの星のボテボテ状態です。10時を回るぐらいまでは、風が時折吹いて、画像が乱れたものが多数出ています。ギガントも写りは悪くないのですが、こう風に弱いと、なんとかしなければ…とも思います。大口径と軽い筒の宿命だとは思いますが、なんとかならんかなー。
 とりあえず結果は残せたのですが、リベンジ決定の1枚です…むむぅ。

続いては少し時間が経ってから撮影したM101。これは夜半前だったので、風も落ち着いていてかなりいい結果が出ています。
M101 回転花火銀河
M101 2020年3月@伊豆
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.3 120sec x12 ISO 3200)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

あまり淡いところは持ち上げ切れていないのですが、それなりの結果となりました。おそらく今まで撮影した中では一番に…なっているとは思います。もう少し暗い空で撮影したくなりますが、まずはこの辺でOKとしましょう。色が全然無い感じなのは残念ですが、赤外が写るカメラを使わない限りはなかなか難しいとは思います。赤外カットフィルター(L)を買ってD600を使うという手もあるかもしれませんが…カメラは今後もうすこし悩んでみようかと思います。

伊豆の西空 2020年3月

まだまだ処理できていない画像がたっぷりあるのですが、フラットを撮っていない(というか、いまだに簡単なフラット処理ができない)ので、強調はそこそこしかできないんですよね。それでも少しでも写っている部分を出したくて、ついついゴリゴリやっちゃうんですが(^^;。


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