銀河前 少し広がる 星団も (M35, M44, M67)


こんばんは。玄です。
引き続き、3連休に伊豆で撮影した結果です。春の銀河祭り状態ではあったんですが、その前に取り残していた星団も撮影しています。冬から春にかけては散開星団が結構あるので、それは2月にそこそこ撮影してたのですが、かに座の辺りまでは撮影できてませんでした。
かに座 星野撮影 2020年 3月

OLYMPUS E-M5II M.ZD 12-40mmF2.8Pro(31mm F2.8 60sec x8 ISO 1600)ケンコープロソフトンA
Vixen PhotoGuide2 ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

今回の散開星団は、かに座の散開星団が二つあります。なので、星野撮影もしてたので、かに座を載せておきます。考えてみたら、かに座を星野撮影したのって、もしかしたら初めてかもしれません。今回はE-M5IIとフォトガイド2で、ほとんど放置でやってました。冬や夏の天の川と違って、春は天の川が無くて見栄えがしないので、逆に星座を撮影してみようかな、という気になります。ソフトフィルターもいい感じに効いてくれました。
但し、やっぱり周辺減光がすごいので、フラット必須っぽいです。やっぱりフラットをなんとかせねば…。

視野の中央にあるのがプレセペことM44です。かに座の形は少しわかりにくいかもしれませんが、下1/4ぐらいのところにある左側の青い明るい星(アクベンス)の右側にあるのがM67散開星団です。

ちなみに、右上の明るいのはふたご座のポルックス、下の端っこにごちゃっと4つぐらいある星が、ウミヘビ座の頭になります。こうやってみると、なかなか面白いっすね。


さて、ギガントの結果です。
まずは、前回2月よりは圧倒的に風が弱いから、と、リベンジのつもりで臨んだM35です。結果として風の影響は避けられず、やっぱり今一つだったのですが、前回よりはマシなので載せておきます(^^;;

M35 ふたご座散開星団リベンジが… 2020年3月
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.3 60sec x6 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

すぐそばのNGC2158がいい感じにくっついているのでなかなか見ごたえもあって、ついつい撮影してしまうM35ですが、なんかここの所いまいちな結果ばっかりなので、鬼門なのかもしれません。撮影は12枚したのですが、結局使えたのは6枚だけでした。まだしばらくは見えてる星団なので、シャープなヤツを一回ぐらい撮影したいところです。

M44 プレセペ星団
M44 かに座プレセペ 2020年3月
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.3 60sec x6 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

続いてかに座といえばこれ、M44プレセペです。1200mmでAPS-Cなんで換算1800mm相当なんですが、やっぱりこれだと拡大しすぎですね(^^;。スパイダーを入れてきらりーんな感じを強調してみたのですが、光条も割れてるのでいまいちなんですよね。とりあえず、撮った、というところでしょうか。


今回撮影した散開星団の最後は、かに座の足元、M67です。
M67 かに座足元の散開星団 2020年3月
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.3 60sec x8 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

こちらは風が少しだけマシになっていて、8枚使えていますが、それでも歩留まりはいまひとつでした。ただ、細かい星が多いので、プレセペとかに比べると撮って出てくる画像がこまやかで、なーんとなく星団を撮ってる、という感じを沸かせてくれました。出てくる画像を見てほんわかするのはいいですね。仕上げの仕方がちょっとコントラスト高めになってしまったのが残念です。もう少し控えめに処理した方がよかったかな…。

ということで、残りは明け方の散光星雲を撮るまで、あとはひたすら銀河撮りまくりでした。あ、途中で例の球状星団も撮ったな(^^;
それでもメシエを網羅するには全然追いつかない状況です。あと1回ぐらい、春の銀河をじっくり撮りたいぞー。


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