玄の館 ブログの部屋
夜も更けて 明るい銀河に にんまりと (M51 M64)
2020
/
03
/
29
天体写真
春の銀河祭り、まだ続きます(^^;。こんばんは。玄です。
画像処理もええかげん淡い周辺部のあぶり出しに飽きてきました(ウソ。ちょっとずつコツをつかみつつあります。)。フラットをがんばらねばと言い続けてはや数年。そろそろきちんと勉強しないと誰にも突っ込まれずに終わりそうなので気を付けます(何
さて、3月の3連休で撮影した銀河たち、いよいよ大詰めです。明るいヤツ行きます。北斗七星が高く上がってくればこれ、M51が撮りごろになってきます。子午線を超えたあたりで満を持して導入しました。明るい!
M51 子持ち銀河
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.3 120sec x12 ISO 3200)トリミング
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
同じように撮影してもやっぱりM51はしっかり写ってくれる感じです。画像処理していても明るくしっかりしているので、気分的に楽ですね。子供のリボンになる(でんでんむしの目とも言う…)淡い部分を出してやろうとすると、どっちみちあぶりださないといけないので難渋するのですが、明るい部分を抑える(白飛びを抑える)トーンカーブのいぢり方を覚えてきたので、なんとかなってきてます。
トリミング無しだとこれぐらいの感じ。こうやってみるとやっぱりでっかいし、1200mmだとこれだけ大きく写るので迫力がある、という感じですね。ハチベエさんちに行ったR200SSで撮影してた頃は「ちっさ」とか思ってたのを思い出しました。R200SS、手頃な大きさだったなぁ(しみじみ…)
さて、もう一つの明るいヤツ。黒目銀河ことM64です。そこまで明るいのかどうかはわかりませんが、これも比較的良く写ってくれている感じです。撮影時はほぼ真上向いてるので、光害を受けにくいのも良く写る理由の一つかもしれません。
M64 黒眼銀河
FUJIFILM X-T1 Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.3 120sec x12 ISO 3200)トリミング
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
ただ、やはり周辺部には淡いところもあるのと、黒目の中や、その周辺のうずうず部分を表現しようとすると、強調の仕方に気を使います。油断するとあっという間にのっぺら~な円盤になっちゃうんですね。え?単に処理がいい加減だ?ごめんなさい(^^;
トリミング無しだとこんな感じ。明るいけど、やっぱりこれもちっこい銀河ですね。この焦点距離があってよかったよー。
さて、確かこのM51ぐらいのところで、ガイドずれも少しだけマシになってます。これは風というより、極軸を合わせなおしたからなんですね。M106の辺りで「むむぅ、これは何かが狂っている…」というような感じでしたので、このままではイカン、ということで合わせなおしてみました。実は撮影を開始してから間もないとき(…たぶんアトラス彗星撮影のときかな)に、赤道儀のウェイトを一度蹴飛ばしてるんです(ヲイ
いやまぁ、あの時は、ま、大丈夫かな?と勝手に思ってたんです。蹴飛ばした(というか、当たったんです。決して風に弱いからと言って八つ当たりしたんぢゃないんですぅ…)時は、ちゃんといたわってナデナデしてや…ぢゃなくて、きちんと極軸の確認をしないといけませんね。ま、ガイドずれは極軸だけでなくてタワミもあるとは思いますが…。
LUMIX TX1 DC VARIO-ELMARIT 9.1-91mmF2.8-5.9(9.1mm F2.8 20sec ISO 3200)
北東側はこんな感じで、ちょっと明るいんですね。なので北斗七星周りの銀河も、ちょっと上がってきてからの撮影にしました。
さて、このみぞかさんとギガントの組み合わせ、ガイド鏡とかを使っていないので、ケーブルは電源とコントローラー、そして筒についてるのはファインダーとカメラだけという非常にシンプルな状態です。ただ、先にも行ったタワミか何か(極軸の正確さ?)で、2分以上の露出はちょっと厳しそうな感じがしてます。せっかくエンコーダー付けてるのに…。2分までなら、もしかしたらEM姫を使っても行けるのかもしれません。一度試してみるかな…。
…ちょい待て。EM姫だと、手動導入が必須となるぢゃん。明るい対象以外はちょっと厳しいかも…(^^;
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