薄曇でも クリアな星空 撮れるかも



今年もまた、相当に進歩した撮影システムの話題が飛び込んできました。薄雲越しでもクリアな星空が撮れるというシステムです。こいつはまた期待が膨らみます。

イスラエルのベンチャー、スカイシーム社から、薄曇りでも透過するテラヘルツ波と、星空画像データベースと画像生成AIエンジンを組み合わせた画期的なシステムが発売されているそうです。電波に近いテラヘルツ波を通すTBP(Teraherz Band Pass Filter)と、専用超高感度CMOSカメラ、そしてシステム内に持っている全天の画像データベースとAI処理エンジンで、眼視で一等星が見えるかどうかという薄曇りや、都心部の激しい光害状態の空でも、信じられないレベルの撮影結果がほぼリアルタイムで表示されるというのです。

スカイシーム社のテラヘルツフィルターを装備したシステム

写真は極秘裏に撮影されたというこのTBPSYSTEMの写真です。相当コンパクトなシステムで、TBPフィルターを組み込んだ専用鏡筒、専用CMOS、そしてコードがつながった超コンパクトな解析システムからなるようです。なんでも一般販売は始まっているらしいのですが、SNSにおける装置の写真掲載や紹介は避けてほしいという、なんだかよくわからない売り方をしているらしいのです。海外では相当盛り上がっているのですが、日本での知名度が全くないのはこの辺に理由がありそうです。

でも、日本こそ近年の温暖化に伴う天候不順でクリアに晴れた日が極端に減っていることに加えて、LEDによる省電力化に伴って不必要な光害の増加、大陸からのPM2などにより、天文趣味は風前のともしび状態になりつつあります。
このシステムがあれば、従来の電視よりも格段の画像と歩留まり、観望会での公開可能など、色々夢が膨らみそうなシステムになりそうなんです。既に海外では発売になっているとの話で、更に価格的にもなんとかアマチュアでも買えるものになっているようです。専用のフィルターとCMOSが高いらしいのですが、これも普及して数が出れば安くできるとのこと。後は周波数別に撮影できるカラー化が目標だそうです。これは将来が楽しみなシステムです。SNSでの拡散が制限されているのは、この雲をも通すシステムの強力さから、悪用される可能性があるのではないか、という噂もでています。まぁ、軍事用にできそうですもんね…



…追記ニュースが出ました。このシステム、画像データベースから星をAIで計算するシステムということの弊害なのか、彗星や小惑星などがほぼ反映されず写らないというクレームがでていました。当初スカイシーム社はテラヘルツの性質上の問題だと回答していましたが、ユーザーが様々な条件で検証した結果、ほぼ雨天でも観測可能であったり、室内でもGPSさえ捕捉していれば画像が見えることが判明しました。どうやらデータベース画像を赤道儀とレンズに合わせてシミュレートして見せていただけのフェイクであることがほぼ確定したようです。

スカイシーム社は開き直り、「本システムはあくまでシミュレーターであり、曇り空から云々と言うのは2019年4月1日のエイプリルフールネタを、雑誌社が勝手に広めたものだ。」と釈明を始めました。な、なぬー?。確かにシミュレーターとしては非常に良くできたものですが…。このまま発売終了になるにはもったいないものですが、日本には上陸しないままで終わるのかな…


















…はい、今年も長々とお付き合いありがとうございました。ええ、本日は年度初め。4月1日ですよ4月1日。
エイプリルフールでございます。
毎年、直前になってから「うう、何にしよう…」と無い頭を絞り出すことが多かったので、今年はずいぶんと前からこのネタを温めてきてました。満を持してのネタでございます(^^;。ただ、写真だけは直前にあわてて撮りました。この赤道儀は、ビクセンのフォトガイド2です。これ、ネットで探してもあまり見かけない(ビクセンのホームページでも探せない)ので、ネタ用としてはそこそこ適切かもしれません。まぁ、古いので新しいシステム感ゼロですが(なので白黒で、かつムリヤリな言い訳をつけてごまかしてます)
実際にこんなシミュレーションシステムがあれば、外出禁止や雨天時のこんな時でも退屈しなくても済むのかもしれません。
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コメント

UTO
やー、THz、いいですよねー。
パソコンのCPUも、それくらいクロックアップしているとPentium4が出たときには思ってましたー。

それにしても、流石です。
ブログ引っ越したのと、あと、考えてたネタがコロナだったので(天文ファンなら誰でも思いつきそうですが)、さすがに今年は自粛しました。

UTOさんどうも~。パソコンの周波数は、GHzになったあたりで「電子レンジ近いな」なんて思ってたのですが、さすがにそれを超えてはあまり進んでませんね。

ネタは新鮮な方が楽しいのだとは思いますが、さすがに今回の新型肺炎系は少し躊躇してしまいました(^^;

新型コロナ…活動期でも停滞期でもない、ヒトデ型か? とか
新型コロナ…トヨタのアレが復活したのか?      とか
ということで、個人的には「コロナ」で呼ぶのは避けてます。
というか、WHOはCOVID-19で呼んでくれー、と言ってるんですが、マスコミでは一切そう呼ばないのはなんでなんでしょ?星マスク…いやマスク2枚より不思議です。
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