架台たち 筒を付けたら 色々と


こんばんは。玄です。
昨日の続きです。せっかくなので、架台に全部筒を乗せてみました。超久しぶりに出す筒もあったりで、なかなか大変でした。それよりも、これだけの数を室内に並べることになると、むちゃくちゃ狭くて問題だらけです(^^;;
筒も乗せて並べてみた2020年4月修正版

後から考えると、筒の向きを、普通に北向きにすればよかったのですが、「いや、南に向ける姿も赤道儀の本来あるべき姿だ」と普段思ってるので、なるべく南側に向けようとしたのがそもそもの失敗です。

ただでさえ狭いのに、筒が同じ方向を向きません。写真からはわかりませんが、それぞれの筒や架台は、ほぼぶつかっている状況です。筒の方向がバラバラなのは見ててもいまひとつですね…むー。
※22:00修正:あまりに見苦しかったので、ほぼ同じ向きになるように修正してみました。

せっかくなので、筒の説明も一通りしておきます。

一番奥が今の主砲、ギガントことオライオン30cmカーボンです。その手前の短くて黒いのがリチャードことGS200RCです。その手前の白いのがドナルド君(SE-120)、で、その右に半分隠れているのが光圀さん(BORG 107FL)、その前で赤いのがついてるのは、おまけで乗せたSIGMAの70-200mmF2.8です。もうひとつ手前の白いのは、この中では一番古いビクセンのサブスコープ60mmfl910mmです。そして黒いのがプロミナー500mm、そしてMEADの70mm屈赤です。
上下の関係でプロミナーが一番下になってますが、まぁ、そこは見ればわかるかと思います。

合計8本ありますが、架台は7台なので、実はフォトガイド2にウェイトとしてSIGMAの70-200mmを乗せてたりします。まぁ、そもそもフォトガイド2にプロミナー500mmを乗せるのに無理があるんですが(^^;;
このSIGMAは、電視観望で使えないか?というのでスタンバイしてるのですが、PCを準備したりするのが面倒なので、いまだに試せてません。まずはこいつかなー。
あ、右下の普通に三脚に乗ってるのは、いつも星野撮影で活躍してくれているE-M5II+最強スナップレンズM.ZD12-100mmです。おまけ。

それにしても苦労しました。ただ、こうやって架台を出してみると色々気が付くこともあります。全部並べるのはお勧めしませんが(^^;、普段から出したりセットしてみたりはするべきなんですね。

ひとつは、AXJの強度不足の原因がわかってきました。ねじり剛性が足りないよな、と思ってはいたんですが、やはり極軸を両脇から挟み込む構造に無理があるようです。EM200などと比べても、極軸体そのものを真下からサポートしない(はさみこんでるだけ)状態で、その両脇のサポートの強度が足りてないような感じです。これはなんとかしたいけど、重くなるのもイヤだしなぁ。
AXJの極軸サポート部

もうひとつは、フォトガイド2のメンテナンスでした。2台目のカメラを取り付ける雲台用のネジが中途半端だったのですが、せっかくなので全部バラしてワッシャーを入れて対応しました。
…ってもわかんないですよね。このポタ赤持ってる人もほとんどいないでしょうから、細かく説明してもあまり意味がなさそうなので、謎のままにしときます(笑

さらに、超久しぶりに出したビクセンの60mmガイド鏡。これを出したのは2012年の金星の太陽面通過の時以来でしょうか…。もともとガイド鏡なので鏡筒バンドとかないので、アリガタに取り付ける方法がありません(当時はSP赤道儀で、マルチプレートを介して付けてた)。今回アタッチメントプレートはあったので、ガイド枠をそこに付けてみました。意外といけるかも。

でも、こうやって改めて筒を比べてみると、白い、望遠鏡らしい筒が2本しか無いんですよね。黒いのばっかり(^^;。特に普段使ってるのはまさに黒いのだけです。
暗黒筒軍団とでも呼んでやりましょう(ヲイ


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コメント

Marshall
昨日に引き続きですが、こんばんは。

AXJ昨年末に購入して実戦経験ないんですが・・そうなんですね? 良いこと聞きました。
VixenはSXPも2になって挟み込む構造になってますが普通に考えたら新しいだけに剛性が増したと思っちゃいますね。
AXJ軽くて良いと思ってましたが重量級を載せるときはAXDでしばらく踏ん張ることにします。

Re: タイトルなし

茶米 玄
Marshallさんどうも~。AXJ持ちなんですね。お仲間~(^^

強度なんですが、多分初代SXPよりは強度上がってるとは思います。初代SXPも使ってましたが、微振動はやっぱりあって、「EM200みたいにはいかんなー」という経験があります。

多分、耐荷重そのものはあるんだと思いますが、モーメント荷重とかには弱いんじゃないかと。私の場合、ギガントを振り回しているので長い筒の先は、結構振動に弱い感じです。
AXDは使ったことが無いのでわかりませんが、AXD2でも高度調整部分が変更されてないところを見ると、構造上強度の持たせ方がAXJとかとは違うみたいですね。
AXJでも、長い筒でなければ大丈夫かもしれません。

njp
>AXJの強度不足の原因

このメーカーの製品は肉厚が薄いですね!。その分、剛性は落ちる。
三脚も弱いし、重さも性能と思っていますが、組み立ては軽いのが楽だしね~。
メーカーも、もっと考えて造って欲しいですね。
小型で超剛性が理想的な赤道儀と思います。

Re: タイトルなし

茶米 玄
njpさんどうも~。
ビクセンのは、総じて軽いのが多い気がしますが、その分剛性が弱いところがあるんでしょうね。
三脚もアルミのは色々…。

ただ、AXJとかAXDとかは、結構な重量があります。重量配分と剛性の関係で、色々思想があるのだとは思いますが、
もうちょっと頑張ってほしい気もします。
この耳持ち部分の部品も、肉抜きしてないものか、あるいはステンやチタンで作れば、また違うのかもしれません。

まぁ、ギガントを乗せると、モーメント的に公称荷重を超えてるかもしれませんが…(^^;
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