青空に ぽつりと光る 最大光 (最大光輝(度)金星)
こんばんは。玄です。
4月28日に最大光度※1となった金星ですが、29日に天気が良かったので、昼間に撮影できるか、16時頃にチャレンジしてみました。
引っ張り出したのはリチャード(GS200RC)とまる子(CEM25EC)のお手軽?コンビ。コントラストでは屈折の方が有利だとは思いますが、とりあえず倍率が稼げる方がいいかな?と思ってリチャード君にお願いしました。

問題はやはり導入です。おおよその北はわかっているので、それなりに自動導入で行けるはずですが、可能なら1点アライメントで確実にしたいところです。案の定、ゼロ点だけではファインダー内にも入りませんでした。
あまりやりたくは無いのですが、キャップしていることを確認した上で太陽を導入します※2。そこでファインダーの影を見ながら、クランプを緩めてずれを修正をかけました。その上で、再度金星に向けたところ、なんとかファインダー内に金星を見つけました。
そういえば昼間の金星を見たのはすごく久しぶりです。ファインダー内に金星があっても、ほとんど気が付きません。ここにあるはず…と思ってじっくり探して、ようやく針で突いたような白い点に気が付きました。まぁ、私の場合は緑内障がけっこう進んでいるので※3、その辺も見つけにくい原因だとは思います。後で望遠鏡の向きを参考に双眼鏡でも探してみたのですが、結局見つけられませんでした。まぁ、今回は相当上向きで姿勢が厳しかったのと太陽を隠せなかったのでかなり厳しい条件でしたが…。

LUMIX TX1 DC VARIO-ELMARIT 9.1-91mmF2.8-5.9(44.9mm F5.6 1/500sec ISO 125)
ファインダー内に入ってしまえばこっちのもんです。望遠鏡の視野にはすんなり入りました。最大光度の金星って、こんなに三日月がはっきりしてたっけ?というぐらい、いい形です。スマホで何枚か撮影した後、コンデジでも撮影してみました。スマホだとレンズが広角になるので、接眼レンズは少し倍率を上げた方がいいのですが、コンデジ側でズームで撮影すると、今度は逆に倍率を少し落とした方が撮影しやすくなりました。なかなか難しいもんです。コンデジは素子が1インチなので、その辺も影響しているのかもしれません。ピント合わせは難しいのですが、こうやってみると、まぁ、結構良く写ったかな?
背景は目で見るともっと青空っぽいのですが、露出の関係であまり昼間っぽくは写りませんでした。まぁ、16時ぐらいなのでけっこう夕方っぽいんですが。
この日は他にも星仲間でLINEのオンラインのみ会をやったり、夜半には近所の公園で夏の赤いのを撮影したりと、なかなかいろんなことをやっているのですが、ブログ記事がおっつきません(^^;。また、ぼちぼち出していきます。
※1 私は「最大光輝」と覚えているのですが、国立天文台などでは「最大光度」の表記になっています。表現(名称)が変わったのかな?その辺、まだ調べられてません。
※2 良い子はなるべく真似しないようにしましょう(^^;。自己責任で実施する場合は、必ずキャップ等で蓋をすることをお忘れなく。
後で考えてみたら、月が見えてたはずなので、そちらで修正をかければよかったんですよね。ただ、おそらく子午線をまたぐので、うまく行ったかどうかはわかりません。
※3 視野が欠けていく病気で、元には戻りません。見えない範囲があるので、流星観測でも結構不利です(涙
- 関連記事
-
コメント