欠けてゆく 月の細さも 明星も (金星・水星・月)
本日、5月24日は月齢1.7の細い月と、すっかり低くなった宵の明星金星、そして比較的高くなっている水星が近づいて見える、というのでチャレンジしてみました。
実は昨日も金星と水星についてはチャレンジしてあって、金星をリチャード直焦点でも撮影してたのですが、今回は3つを一度に撮りたい!ということで、焦点距離500mmのプロミナー五郎を引っ張り出しました。
金星も水星もかなり低くて、完全に暗くなる前にその場所を把握しておかないと見逃しそうなので、まる子(iOptron CEM25EC)でざくっと自動導入しておきます。ただ、天気はそこそこ良かったものの、7時を過ぎて暗くなって来ないと金星も月も見つけることはできませんでした。最大光度の頃の金星は昼間でも比較的簡単に見つけることができたのを考えると、さすがに暗くなってきているようです。
で、金星を見つけて、これを左に振れば月が入って…と思って少し振ってみても、全然見える気配がありません。おかしぃなぁ?と思いつつ、自動導入で月を入れてみると…
ぐいぃぃん
…!?。思ったよりずいぶんと筒が振れたぞ?これって…と思ってカメラのファインダーを覗いてみると、確かに月が導入されています。その後微調整してみましたが、やはり500mmではとても同じ視野に入りそうにありません。更にレデューサーを付けて350mmにしてみましたが、結局同一視野に入れるのは無理でした(^^;;;

OLYMPUS E-M5II M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(100mm F4.0 1/40 ISO 1600)
改めてE-M5IIを引っ張り出して12-100mmで月に向けてみます。100mm(200mm相当)でちょうどいい感じで月・金星・水星が入りました。むむむ、これじゃあ350mm(500mm相当)でも入らないのは無理もないよな…もしかしたらギリで入ったかもしれないけど、今回はこの100mmで撮影できたので良しとしました。手持ちだし(^^;。
それにしても自動導入は(精度はとにかくとして)便利です。これまでここまで細い金星や月は観察したことが無かったかもしれません。かなり低空になるのと、暗くなるのでこれまでは見てみようとも思わなかったんですよね。天候にもよりますが、今の位置ならば、あと数日は見られそうな気がします。6月4日の内合に近づくにつれてみかけの移動量も多くなるでしょうから、そんなに簡単ではないとは思いますが…
双眼鏡でも見てみました。8x42のフォレスター(初代)です。実視界が7度以上あるので、金星・水星・月がちょうどいい感じに三角形を描いているのが見えます。こんな細い月と、同時に欠けて見える金星を、更には水星までも同時に見ることができたのは初めてなので、じっくり見つめてました。
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