補強すれども 力のなさを 思い知る (ギガントスパイダー補強)


さて、ギガントの光軸がいまひとつしっくり来ない件スパイダーの保持部(筒)を補強することで解決できるのでは、と踏んで余っていたカーボン筒切れ端を取り付ける作業ですが、ようやく終了しました。

ギガントの補強。筒を切ったものを張り付ける準備

結論から言っておこう

な゛にも… 変わらな゛かった … (がくっ…)

い、いや、実際にはこの工作をしている間に、ちょっとずつ別の改善も実施したり、何も変わらなかったことによって、では何が原因なのか、というのが少しずつ見えてきたので、全く進歩がなかったわけではなく、むしろニキュニキュの攻撃を受けて…いや、やめておこう(^^;

とりあえず工作の顛末を見ていた部下が話したくてソワソワしてるみたいなので、本当は男は多くを語るべきではないのだが、ここは中身をお話ししておきます。

余っていた(前後を切り飛ばした)カーボンリングですが、4cmのものを使って斜鏡スパイダーの取り付け部分を補強します。鏡筒の厚みは約3mm。リングを切って鏡筒の内側に合わせてみると、想定通り2cmほど短くすればぴったりになります。1.5cmほどを更にノコでズコズコと切り飛ばし、あと数mm、ということを確認してやすりで少しずつ仕上げていきます。最終的には内側にピッタリはまるようになりました。

そこで再びセメダインスーパーXの出番です。コイツを塗ってしっかり張り付けて、万力で固定して一晩おきました。ただ、このままではスパイダーを取り付ける部分の穴が開いてません。以前主鏡を前に出した時の様に、キリで印を付けて3mmのドリルでガイドホールをあけて、9mmのドリルで本穴を…実際には10mmの直径が必要なので、若干偏芯して空いた穴を棒やすりでゴリゴリと削ってネジが通るだけの穴にします。これを4か所繰り返すので、結構ホネが折れます。

なんとか4か所の穴をあけて、実際に鏡筒をグッと押してみてもタワミがほとんどないことを確認し、「よし、これならいけるぞ」と半分期待を込めてスパイダーを取り付けます取り付け…んんん?結構歪んでいる?

そうなんですよね。この筒の穴、元々少し不正確だったようで、一か所だけスパイダーが曲がってしまいます。後から考えたらその穴の位置を補正する形で穴をあけなおせばよかったんですが、あああふたーかーにばる…。

ギガントの補強 スパイダー用の穴を広げる

仕方がないので、その一か所の穴を更に棒ヤスリでゴリゴリ削って長孔にし、なんとかスパイダーがそこそこ真っすぐに取り付けるようにしておきました。せっかくなので、改善です。そうして取り付けなおしたのが下の写真なんですが…

ほら、しっかりまっすぐに…まっすぐに…たぶん、これ、まっすぐに付いてるよね(涙
…たぶん、まっすぐだよな…

さて、せっかく補強した筒が更にたわむぐらいまでキンキンに締め込んだスパイダーに、気を取り直して斜鏡、主鏡を取り付けて、光軸を合わせたうえで本日赤道儀に載せてみました。これで振り回して光軸が狂わなければ今回の工作は成功なんですが…結果は、冒頭の通りです。

ただ、色々やっている間に、少しずつ原因がわかってきたような気もします。消去法ですが、光軸がずれる原因としては、主鏡側にありそうだということ。だとしたら、鏡じゃなくてセンターマークを記した紙でも置いて確認すべきですね。今度やってみます。
主鏡側が原因だとしたら、光軸=鏡の傾きの問題ではなく、主鏡が角度によってシフトしてしまっているのではないか、という懸念があります。この辺は鏡の周辺をテープで固定しているので考えにくいのですが、主鏡の再度サポートを改造した際に、横からのネジの締め込みはしていないので、もしかしたらシフトしているのかも知れません。もう少し、時間をかけて検証してみたいとは思います。

後、もう一つ問題点が出てきました。前回光軸をあれこれしてた際に、斜鏡にセンターマークを付けたのですが、このセンターマークが合わないのです。筒を横にした際に、上にずれているような状況です。これは、スパイダー側で調整しなくてはなりません。となると、最初に斜鏡サポートがセンターに無かったのは、実は斜鏡そのもののセンターを合わせるためにその位置が正解だったのかも、ということになります。この辺も今回はっきりしてきたので、もう少し調整してみます。

こうやって、大技物も扱えるような強い剣士になっていくのであるな…たぶん、うん。


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コメント

補強

Tez
こんばんは
Tezと申します。SE200Nの筒を自作カーボン化したりしております。
補強について一言。スーパーXのような柔らかい接着剤ではカーボンの長所を生かせないと思います。
エポキシ接着剤などでガチガチに固める必要があります。
接着剤がついてはいけないところをマスキングし、エポキシをたっぷり塗って
補強の筒をはめ込みます。エポキシが硬化しないうちにマスキングをはがします
エポキシは硬化時間が長めのものを。できれば構造用のものが良いですが・・・
あと、斜鏡ホルダーのセンターはスパイダーが直線になるように調整しないと
光条割れが発生します。斜鏡のオフセットは斜鏡フォルダーへの接着位置をずらして行うべきです

Re: 補強

茶米 玄
Tezさんこんばんは~。コメントありがとうございます。

そうなんですよ。本来はおっしゃるように、きちんとすべきなんですが…
根がTNK(て・ぬ・き)なもんで(^^;

カーボンは本来エポキシ系でガッチリすべきなんですが、今回のは内径を合わせることで
そこそこ強度が出たのでそのままです。接着剤はまぁ、ズレ防止みたいなもんです。
いや、実際は適当なエポキシを持ってないだけなんですが(^^;
お勧めなのはあります?

スパイダーの光条割れは、もうオライオンのデフォみたいな感じです(^^;;
少しずつ改善しようかとは思ってます。
ただ、斜鏡フォルダーの付け直しは、シリコン系の接着剤で付けられてるので、
ハードル高そうなんですよね…。これもまた今後の宿題ですな。
とりあえず、取り付けネジと斜鏡のセンターが合ってるか確認してみなければ…

Tez
こんばんは
接着ですか・・はがすのは大変かもしれませんね。
スパイダーの穴ずれは、さすらいさんのところで指摘したことがありますが
その時もORION30cmF4でした・・・
エポキシですが、接着でしたらスリーボンドの構造用エポキシ(2液)などが良いかもしれません(使ったことはないですが)。
普通のホームセンターで売っている国産の物は硬化後も少し柔らかいのであまりお勧めしません。
私は海外製の模型用エポキシ(国産のように柔らかくなくカチカチに固まる)を使ってます

茶米 玄
Tezさんどうも~。
接着斜鏡の取り外しはそれなりに大変そうなので、できる方法をぼちぼち考えてみますね。
スパイダーの穴ずれは…やっぱりオライオンだと普通なのかな…
個々の部品の精度はありそうなんですよね。組立精度が…

エポキシは、熱硬化性なら割としっかりしたものもあるのでしょうが、一般的じゃないですよねぇ。
また、手頃なのがあれば教えてください。
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