あら実は 写っていたのね ミエナイズ


19日の日曜日、各地でNeowise彗星を見られるワンチャンス、ということで大いに盛り上がったようです。

こちらも例にもれず、「ここで見なくて、いつ見るのだ!」ということで、少しでもコントラストを稼ぐべく、毘沙門へ遠征してきました。帰りのことを考えると、彗星を撮ったらトンボ返りです。

夕暮れを見ながら車を走らせて、直前までは晴れた空の夕焼けがやけに綺麗でした。これなら撮影もできるはず!。準備はフォトガイド2にSIGMAの50-100mm、まる子(CEM25EC)にプロミナー指令(350mmF4.0)と、これならいけるだろう、というコンビです。

現地に着いたところ、夕焼けが次第に闇に入れ替わるにつれて、低い雲が垂れ込めてどんどん多くなってきました。一応固定撮影のE-M5IIも含めてスタンバイしたのですが、北極星も見えないので極軸も合わせられません。星座望遠鏡で確認しても、北斗七星がたまーに見えるぐらいで、どんどん悪くなってきます。

21時ぐらいまで粘ったのですが、結局彗星を見ることはかないませんでした

ちきしょー、こんな彗星、見えるわけないじゃん。ミエナイズ彗星だー!

失意の元、帰ってきたのでした。家に帰ったら結構星、見えてます(涙

ただ、現地で固定撮影だけは何枚かしてました。彗星が写るだろう、というより、「こんなにも雲、流れてきてたぞ」という証拠写真です。一応現地でカメラの液晶画面でも確認はしてたのですが、全然わかりませんでした。当然、写っているとは思っていなかったので今日までおいてたんですね。

…しかし、本日、一応見てみました…



……  いるー!

ミエナイズ彗星、いるじゃないですか。
かすかにではありますが、固定撮影で雲越しにうっすらと尾が写っています。
いやー、やっぱり大彗星なんですね。

でも、眼視では全くわかりませんでした。やっぱりミエナイズ彗星です(^^;


はい、証拠写真です。雲多いっすね。まだマシな方でした。ほら、彗星、わかりますか?わかんないですよね(^^;;

ようやく写ったネオワイズ彗星2020年7月19日固定4秒その1
OLYMPUS E-M5II M.ZD 12-40mmF2.8Pro(13mm F2.8 4sec ISO 1600)

コントラストを上げて、暗くしてみました。上の方に北斗七星の下半分が写っています。白線の所に、うっすらと尾が…わかるかな?
ようやく写ったネオワイズ彗星2020年7月19日固定4秒その2

等倍に拡大してみました。Jpeg1枚なので、相当荒れてます。上のはしっこに写っている2つの明るい星が北斗七星の下の二つの星です。下の方に尾を引いた星が写っています。眼視では全然わかりませんでした。やっぱり今のデジカメってすごいなー。
ようやく写ったネオワイズ彗星2020年7月19日固定4秒その3等倍


梅雨が明けたら、暗くてもいいから望遠鏡でガッツリ撮影してやりたいところです。


関連記事

コメント

肉眼で がっつり見たい ネオワイズ

TANKO
こちら瀬戸内海方面も天候不順が続いております。
幸い、小豆島からは2度ネオワイズを観察できております。
しかし、彗星のいる北西方向は岡山市の街明かりのある方向になり、双眼鏡では尾を引いた姿はよくわかるものの、肉眼ではよーわかりません。
天候に恵まれていた北海道では肉眼で尾が長く引いた姿を見せていたようで、うらやましい限り。

Re: 肉眼で がっつり見たい ネオワイズ

茶米 玄
TANKOさんどうも~。

いや、双眼鏡で確認できるだけいいですよ~。
こちらも天候は悪い状態が続いていて、全然見えません。

タイミングや場所によっては確認できているところもあるようなのですが、とにかく晴れません。
これだけの世紀の大彗星がやってきているこのタイミングで、世紀の雨続きがやってくるとは…という状況です。
このまま、梅雨続いたりしないだろうな…
非公開コメント