今宵こそ 赤い星雲 炙り炊き (M16,M17)


今晩は。朝晩ようやく少し涼しくなってきましたね。玄です。

お盆に遠征した達磨の結果ですが、まだまだあります。このペースで紹介してても、8月中には終わらないかも…(^^;
とりあえず、昨日のM8は、確かに赤いのですが、なんだかなぁ、という白さになってしまいました。処理の関係だとは思いますが、淡いところを無理やりあぶり出そうとしてうまくいかなかった典型例だと思ってるのですが…たぶんそうですよね(^^;

ということで、本日は多少無理してあぶり出しても結構色が乗ってくれる夏の星雲。そう、M16とM17で行きます。天の川がばっちり見える時間帯なら、この二つを狙わない理由はあまりありません。明るいのでいつでも撮れるのでは…というのもあるので、必ずしもこの時狙わなくても良かったかもしれませんが(^^;

ギガント30cmによるM16 @達磨 2020年8月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 120sec x8 ISO 3200)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGで彗星stack+PaintShopProとIrfanViewで調整

まずはM16、イーグル星雲です。羽を広げたワシのようだ…という話ですが、わかるようなわからないような…よく言われる中心部の暗黒帯、創造の柱も、この焦点距離なら特に拡大しなくてもそこそこわかります。拡大するとアラが見えるので拡大しません(^^;

続いてM16とペアで撮られることの多いM17、オメガ星雲です。どの辺がオメガなのかは、どちらかというと眼視で見た方がそれっぽくて、写真に撮ると白鳥星雲といった方がいいかもしれません。赤い白鳥なので赤鳥星雲?フラミンゴ…(違

ギガント30cmによるM17 @達磨 2020年8月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 120sec x8 ISO 3200)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGで彗星stack+PaintShopProとIrfanViewで調整

こちらもノーマルカメラで撮れば白鳥の尾の辺りは結構青い星雲が見えるはずなんですが、ここではほんの少し…というところでしょうか。これだけ赤いのなら、NB1を使って自宅から撮ってもあまり変わらないかもしれませんが…どこかで試してみたいな…時間無いかな…
一応、星の色は出ていますが、可能ならもうちょっとカラフルな星々にしたいですよね。この辺は、HDR的な処理とか三色分解とかしないと無理かなー。

さて、せっかくなのでプロミナー指令でも撮っていたのも処理してみました。プロミナーの方も、当日は「時間があれば出してみようかな」ぐらいで、間際になって積み込んだのですが、思ってたよりも時間ができて早々に撮影できたこともあり、ほとんどノープランで何を撮ろうか状態でした。とりあえず、M8-M20エリア辺りから、順々に北上して撮影してたりします。

プロミナーによるM16とM17 @達磨 2020年8月
FUJIFILM X-T1 KOWA PROMINAR+TX07(350mm F4.0 130sec x8 ISO3200)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

撮影直後は、「うーん、APS-Cの350mmだとちょっとキツキツかなぁ」と思ったのですが、こうやって処理してみると、それなりににぎやかなので、そんなにキツキツのイメージではないですね。もう少しカメラを左下に振りたい気はしますが(^^;

それにしても、今回プロミナー、というかX-T1のホワイトバランスは少し苦労してます。普通に現像すると、背景が緑色に、星が赤色に転んじゃうんですね。赤外カメラならさもありなん、とも思えるのですが、コイツはノーマルカメラです。少しガスってたのかな、とも思いましたが、写りはそこそこいいんですよね…はて?

2020年8月の達磨撮影風景その12

撮影風景は…何枚か撮影してますが、似たような形になるので、もう、いいかな(^^;

それほど涼しくはなかったのですが、虫よけをしてれば虫もそんなに寄ってこなくて、比較的快適でした。そういえば、風が無い割には夜露もほとんどなかった気がします。何度も書いてしまいますが、いい夜でした。

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