玄の館 ブログの部屋
ほうき星 加速を始める その前の (ATLAS C/2020 M3)
2020
/
10
/
27
天体写真
こんばんは。玄です。今夜は彗星です(^^;
土曜日の夜の撮影は、基本メシエを追いかけて行ったのですが、明け方近くになると、オリオンが高く上がってきます。明るくなっているアトラス彗星(C/2020 M3)がその足元、うさぎ座にいるので撮影してみました。
実は場所の確認をしていなかったので、ちゃんと撮影できるか不安でした。ネオワイズ彗星とかならVixenのCometBookに載っているので、明るくなってるアトラスもあると思ったのですが…直近では更新されていないようでデータがありません。どないしょー、と思ったら、スマートステラにちゃんと表示があります。ただ、スマートステラだと赤緯赤経とかの位置が出ないんですよね。幸い、うさぎ座の比較的分かりやすい位置にあるのと、星本TENの星図で照らし合わせて導入できる、というインターフェイスのおかげで、問題なく導入できました。やっぱり便利だ。星本TEN。
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 60sec x8 ISO 6400)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
ついでの撮影(^^;なので、ISO6400で8枚だけです。彗星は移動しているので、移動モードでスタックしてもいいのですが、まだそれほど大きな移動量ではないので、今回は恒星基準でスタックしてみました。心眼で見ると、右側にうっすら尾が出てきているような気がします。
実はそれよりも気になったのが、小さな銀河です。彗星の傍にも、視野の上の方にも、小さな銀河がごま塩のごとくバラバラとあります。冬の星座と言えば、明るい星や赤いあんなのやこんなのがあるイメージなので、こんな風に多くの銀河が見えるとは思いませんでした。
撮影し始めの時はシーイングも悪かったのですが、この彗星を撮影するころ、後半戦では比較的落ち着いていたようです。この後、彗星は加速してオリオン座を縦断していきます。明るさはこのまま8等級をしばらく保つようですので、次の新月期にはまた撮影できるかな…。
さて、ギガントの直焦点で撮影している傍ら、ポタ赤では最初のうち、FUJIX-T1にSIGMAの50-100mmF1.8を付けて星野を狙ってました。ただ、てきとーに撮影(こんなんばっかりだな…)してたので、かなり露出オーバー気味なのと、周辺減光が相当あるので、今一つな感じになってしまいました。星像は悪くないので、もう少し対応を検討しなければなりません。
FUJIFILM X-T1 SIGMA 50-100mm F1.8DC(50mm F2.0 60secx10 ISO 3200)
Vixen PhotoGuide2ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
こちらはぎょしゃ座。勾玉がうっすら見えてますが、そこまでです。
FUJIFILM X-T1 SIGMA 50-100mm F1.8DC(50mm F2.0 60secx10 ISO 3200)
Vixen PhotoGuide2ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
こちらはすばるとカリフォルニア星雲を入れてみました。そこそこ赤いのも出てくれてますが、周辺減光がひどくて強調処理があまりできてません。フラット処理がいるな…
ということで、FUJIの撮影はそうそうに切り上げて、残りはE-M5IIで撮影してました。その辺はまたおいおい処理して出していきます。
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