夜深し となりの銀河の そのとなり


こんばんは。引き続きメジャーどころを処理している玄です。

先週の土曜日の遠征、メシエをどんどん撮影していましたので、当然メジャーどころも撮影してます。秋から冬にかけての大物、そう、M31ことアンドロメダ銀河と、そのお隣、M32です。本当は同一視野でM110なんかも撮影したいところですが、さすがに1200mmのAPS-Cで入りませんでした(^^;

M31とM32 ギガント 2020年10月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 120sec x12 ISO 3200)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

去年はこのM31を4枚モザイクでむりやりつなげたりもしたのですが、さすがに手間がかかるのでもうやりません(^^;
…あ、でも、この時はビグレプ1号だな(BKP250)。焦点距離的にはあんましかわらんから、やろうと思えばできるのかな…今見直してみても、星が小さくなっている分いい感じですよね。

さて、今回の撮影です。カメラは違うのですが、相変わらず悩むのがこの色合いです。毘沙門で撮影すると、どうしても銀河が赤っぽく出てしまうのですが、今回もそうでした。ホワイトバランスのとり方をどうするか、まだ悩ましいところですが、アンドロメダの銀河はもう少し白っぽく出したいとこなんですよね。銀河でホワイトバランスを取ると、背景が青く転んでしまいます。難しいー。

とりあえず狙いのM31とM32はそれらしく撮れたので、これはこれで良しとします。

冬の参画を取るつもりではみ出した毘沙門撮影E-M5II 2020年10月
OLYMPUS E-M5II M.ZD 12-40mmF2.8Pro(12mm F2.8 120sec x8 ISO 3200)
Vixen PhotoGuide2ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

そのころ、ポタ赤の方はE-M5IIにカメラを変更して、冬の天の川辺りを狙ってました。透明度はもう一歩というところだったので、少なくとも肉眼では冬の天の川は見えませんでしたが、写真に撮るとそれっぽくは写ってくれてます。E-M5IIだと赤い星雲とかの写りはもう少しですが、今回、新兵器でケンコープロソフトンクリアを導入したので、星座の形が分かりつつ、周辺部の星の歪は少しマシに…マシになっているはずです(^^;。やっぱり多少は歪んでますね。ま、こんなもんかな。

毘沙門撮影南方面 2020年10月その3
LUMIX TX1 DC VARIO-ELMARIT 9.1-91mmF2.8-5.9(9.1mm F2.8 30sec ISO 1600)

今回はシーイングが最初いまいちでしたが、とにかく風がほとんど吹かなかったので、落ち着いてしっかり撮影出来ました。まだまだ処理できていないのが結構あるので、この満月期にやってしまいたいと思います。

関連記事

コメント

goto debu
玄さん
こんにちは

こちらもDOBでM31モザイクを試みています。
(まだ真ん中だけですが)
1200mm APS-C と こちらの1500mmフルサイズ
(視野回転トリミングあり)でだいたい視野が同じになりますね。

以前モザイクされているのも拝見しましたがとても参考になります。
DOB+F5コマコレもディストーションと思われる歪みがあり、
きちんと位置が合うか心配なところです。
次の新月期に残りを撮影しようと思ってます。

ではまた。

Re: タイトルなし

茶米 玄
goto debuさんどうも~。
ドブソニアンでM31モザイクですか!? チャレンジャーですねー(^^;
焦点距離的には数が揃えば行けると思うのですが、やはり周辺の歪と、視野回転の関係で使える範囲が制限されるでしょうから、がんばってください!

後はお天気ですねー。
非公開コメント